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【この記事のエキスパート】
自動車ライター/エディター:塚田 勝弘

自動車ライター/エディター:塚田 勝弘

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライター/エディターとして約12年が経過。自動車雑誌、モノ系雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビやカーオーディオ、カー用品、カーエレクトロニクスなどを執筆しているほか、自動車メーカー関連の公式サイトの執筆や監修なども行っている。


この記事では、手軽に車内の雰囲気を変えられるハンドルカバーの選び方とおすすめ商品を紹介します。おしゃれ・かわいい・かっこいいといった見た目のよさだけでなく、握りやすさがアップする商品もあります。軽自動車や四駆などの愛車を好みのテイストに仕上げましょう。

車用ハンドルカバー装着のメリット

ハンドルにカバーを装着することは、ドレスアップ効果だけでなく安全面においてもメリットがたくさんあります。純正のハンドルの太さが合わなくて握りにくかったり、手汗をかいて滑ったりしたことはありませんか? 車用ハンドルカバーを装着することによって、握りやすさがアップすることもあります。

また、滑り防止加工が施されていたり、通気性を考慮したメッシュ素材が使用されているものもあり、安定したグリップを保つことで操舵性も安全性も高まるアイテムなのです。

車用ハンドルカバーの選び方

早速、ハンドルカバーの選び方について確認しましょう。タイプ、サイズ、機能などを含めて解説していきます。ポイントは下記の4つ。

【1】デザインやタイプ
【2】素材や表面加工
【3】ハンドルに合うサイズか
【4】着脱がしやすいか

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】デザインやタイプで選ぶ

安全性や操舵性を高めるとはいえ、装着後の見た目も大切ですよね。まずは車の雰囲気や内装に合うデザインを選ぶのがポイントです。ここでは、デザインをタイプ別に分けて特徴を解説していきます。

車内にマッチするシンプルなカバー

出典:Amazon

落ち着いた雰囲気にしたい方や純正内装のイメージを崩したくないという方には、シンプルなデザインのものがおすすめです。黒を基調にしたものなど単一カラーなら、幅広い車種に合うでしょう。

また、インパネのカラー、シートカラー、ドアトリムカラー、センターコンソールのカラーを参考にすると、車内の雰囲気を壊すことなくスタイリッシュに仕上がります。赤や白などの差し色が入っているものなどで、さり気なくおしゃれを演出できますよ。

ポップな柄やお洒落なカラーのカバー

出典:Amazon

車内を明るい雰囲気に変えたい方におすすめなのが、ポップなデザインや華やかなデザインのハンドルカバーです。なんでもないハンドルが一気にかわいらしく、そして明るい印象になります。デザインだけでなく、カラーバリエーションや素材にも注目してみましょう。車のボディやシートの色に合わせると統一感が出ますよ。

また、最近ではいろいろなキャラクターものの車内グッズも販売されていますので、好きなキャラクターでそろえるのもワクワクするかもしれませんね。

自分で編み上げる編み込みタイプのカバー

出典:Amazon

より高級感を演出しオリジナル感を出したい場合は、編み込みタイプがおすすめです。高級本革を使用したものが多く、合皮とは異なる上質な質感と革本来の風合いを感じることができますよ。編み上げるひもは付属されていますが、よりオリジナル感を出すために、別のものを購入して編んでみてもおもしろいかもしれませんね。

【2】グリップ感にこだわるなら素材や表面加工も確認を

車のハンドルは運転中につねに握るもの。グリップ感に関わる素材や加工も運転のしやすさに影響する重要なポイントです。ハンドルカバーをつけて運転がしにくくなってしまっては逆効果。安全で運転しやすい快適な素材について見ていきましょう。

滑りにくいグリップを求めるなら革素材

出典:Amazon

滑りにくい素材とは合皮や本革といったレザー素材。加工はディンプルといわれるくぼみです。革製は表面に小さな凹凸があり、汗をかいても滑りにくくグリップ力をキープしてくれます。また、ディンプル加工は手にフィットするように立体的なデザインが施されており、滑りにくいだけでなく運転しやすいのも特徴ですよ。

安い価格で使いやすいものなら「合成皮革」

出典:Amazon

手軽に安価に導入するなら合成皮革製のカバーがおすすめ。本革ほどの高級感や質感、耐久性はありませんが、圧倒的な値段差があるので、長期での装着を前提にしないなら合皮製も魅力ある製品のひとつになってくるでしょう。

通気性の良さならメッシュ素材

出典:Amazon

夏場の使用や手汗が気になる人はパンチングデザインのメッシュ素材、または布製がおすすめです。ベタついたとしてもサラッとした手触りを保ってくれます。ベトベトしたハンドルで運転するのは気持ち悪く、滑る原因にもなってしまいます。布製なら汚れても洗うことができ、メッシュ地なら吸汗・速乾性が高く快適です。

やわらかい握り心地なら低反発ウレタンやファー素材

出典:Amazon

長時間車を運転する機会が多い方におすすめなのが、やわらかくて手が疲れにくい低反発ウレタンや合成ゴム、ファー素材などを使ったカバー。低反発なら握る力を分散してくれますので、長時間ハンドルを握ったままでも快適に運転ができます。ファーなら冬は手元を暖かく保ってくれますよ。

【3】車のハンドルに合うか、サイズもチェック

ハンドルカバーのサイズは、おもにSサイズ(直径36~37cm前後)、Mサイズ(38~39cm前後)の2種類があります。メーカーのWEBサイトには車種適合表も記載されていますので参考にしてみてください。ハンドルの外側から外側までの直径サイズを正確に測定して、自分の車に合うサイズのものを選びましょう。

ハンドルカバーのおもな形状は一般的な丸型タイプ。D型や楕円形などの変わった形状は装着できませんので、形状のチェックも忘れずに。

【4】脱着のしやすさもポイント

出典:Amazon

ハンドルカバーは少々かために作られており、取りつけに多少力が必要です。かんたんに装着できるものはゴムが入ったシュシュタイプ。ゴムを伸ばすだけで装着できます。しかし、装着のしやすい反面、外れやすいこともあります。

その日の気分で頻繁にカバー交換したい方には、脱着が容易なものを。長く使用したい場合は少々かためでも問題ないでしょう。取り付けのしやすさと脱着の頻度を考慮して選びましょう。

自動車ライターがアドバイス!
安全性や運転のしやすさを損なわないものを

【エキスパートのコメント】

安全性や運転のしやすさに関わる操作系だけに、滑りやすくなるなど、操作感を損なわないのがもっとも大切なポイントです。そのうえで、好みの素材やデザインから選べばいいですが、グリップ感が高まること、サイズ(直径)が合うことも外せない点でしょう。太さが1mm変わるだけで操舵感は変わります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)