◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
洋裁・和裁ライター:sakuranbo
三年間家政科専門学校にて基礎を学び、家政科被服検定 洋裁、和裁ともに1級を取得。子育てと両立して複数媒体でライター活動しています。
過去には成人式やブライダルのアイテムを受注制作。
初心者にも洋裁・和裁のおもしろさが伝わる記事を心がけています。
世界で一つの自分だけのオリジナルアイテムを作りたい方の参考になれば幸いです。
かわいらしいフェルトの小物を作りたいなら、作るものに合わせてフェルティングニードルを選びましょう。この記事では、フェルティングニードルの選び方とおすすめ商品をご紹介。手芸初心者にも使いやすいフェルティングニードルの選び方も合わせて紹介します。
フェルティングニードルを選ぶポイント
まずはフェルティングニードルの選び方をチェックしましょう。太さやバーブの位置をよくチェックすることが大切です。ぜひ参考にしてください。
針の太さで選ぶ
フェルティングニードルを購入するときは、まずその太さに注目しましょう。
太いニードルは、素早くフェルト化できますが針穴が大きく見えてしまいがち。一方で、細いニードルはまんべんなく刺してフェルト化するのに時間がかかりますが、針穴が目立ちません。太さに迷ったときは細めのニードルを選んでおくと作品がきれいに仕上がります。
フェルティングニードルとフェルトにする羊毛の相性で選ぶのもよいでしょう。繊維が太い羊毛の場合は太いニードルを、繊維が細くデリケートな羊毛の場合は細いニードルを選んでください。
バーブの位置で選ぶ
フェルティングニードルに「バーブ」と呼ばれる切れ込みがついています。フェルティングニードルを選ぶときは、バーブの位置にも注目してみましょう。
小さな作品を作るなら「先端型」
小さな作品を作るときは、先端にバーブが集まっているフェルティングニードルを選びましょう。先端にバーブが集中していることで、浅く刺してもバーブに繊維が引っかかってしっかりフェルト化できるので、厚みがない作品やマスコットなどの小さな作品でもきれいに仕上がります。
ただしフェルト化が進むと、刺すのに力が必要になってきます。かたさのある作品を作るときは、ある程度先端型でフェルト化したあと、分散型のフェルティングニードルを使って作品を作っていくとよいでしょう。
しっかりフェルト化したいなら「分散型」
バーブがニードル全体にまんべんなく配置されているタイプを「分散型」といいます。分散型のフェルティングニードルは、しっかりかたくフェルト化できるのが特徴です。大きい作品や、かたさ・厚みのある作品を作るのに適しています。
ニードルを深く刺さないといけない一方で、均一にフェルト化できます。また、フェルト化した部分がかたくなっても、ラクにニードルが刺せるのもポイントです。
ニードルの本数で選ぶ
効率的にフェルト化したいなら、ニードルの本数を忘れずにチェックしましょう。市販されている商品のなかには、ニードルが複数本ついたフェルティングニードルもあります。広い面積をフェルト化するときに使うと便利です。
先端のニードルの数が多ければ多いほど素早く効率的にフェルト化できるので、作業時間を短縮したい人はぜひチェックしてみてください。
グリップの有無で選ぶ
フェルティングの作業は時間がかかるものです。フェルティングニードルを選ぶときは、グリップの有無も確認して選びましょう。
グリップつきなら長時間でも快適!
長時間フェルティングニードルを使うときは、グリップつきのものを選ぶと手が疲れません。とくに、筆圧が強い人は長時間フェルティングニードルを扱っていると、指にあとがついてしまったりすることがあります。
しかし、グリップつきのニードルであればニードルの持ち手が直接手に当たらず、指にあとがつきにくいです。長時間でも快適にフェルティングができるので、ぜひ試してみましょう。
ニードルが交換できるものはコスパが高い
グリップつきのフェルティングニードルのなかには、ニードルが交換可能なものがあります。フェルティングニードルは消耗品で、使ううちに折れたり曲がったりすることがあるので、ニードル部分だけ交換できるものを選ぶと長く使い続けられます。
フェルティング初心者の場合はとくにニードルを折ってしまいやすいです。ニードル交換ができないものは、先端が折れたらその都度買い換えなければならないので、グリップつきのフェルティングニードルを購入するときはニードル交換が可能かどうかも忘れずに確認しましょう。
洋裁・和裁ライターがアドバイス
手になじむものをみつけたら何度も練習しよう
【エキスパートのコメント】
フェルティングニードルを使うときは力加減と刺し加減がポイントです。使うフェルトはハサミで切るのではなく、ちぎってフワフワにしておくと扱いやすくなります。
初心者は丸いフォルムのマスコットから作るのがおすすめです。慣れるとかんたんな単純作業なので手になじむフェンティングニードルをみつけたらひたすら練習しましょう。