女優の玉城ティナが、10月1日に放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ『刑事アフター5』(20:00~21:48)に出演する。
犯人逮捕のために人生を捧げ、自分や家族との時間も投げうって捜査に突き進んできた刑事・広橋航(尾上菊之助)が、働き方改革でこれまでの刑事生活が一変。“アフター5”を利用して、料理教室にダンス教室、オシャレな飲食店など、これまで踏み入れたことがなかった世界に飛び込んでいき、そのことが事件の真相へと導いていくことになる同作。
玉城は、「新しい働き方推進モデル班」の推進のために、大手コンサル企業から広橋の所属する捜査一課・広橋班に派遣されてきた労務管理コンサルタント・九路五月を演じる。時間さえあれば捜査をしようとする広橋とは、水と油のような関係だが、必然的にともに行動することが多くなる。
五月を演じるにあたり、玉城は「声のトーンはあまり変えず、また、瞬きをそこまでするキャラクターではないと思い、そういった動きなどもわりと細かく肉付けしていきました」と述べ、「冷たい印象で嫌われる人物にはしたくないなと思い、表情などかわいらしさが出せるところは出すことを意識しながら演じました」と明かした。
その他にも、広橋班の刑事役に、加藤諒、阿部進之介、藤本隆宏が決定。伊武雅刀が刑事部長の熊谷役を、星野真里が広橋の妻・三菜子役を、深尾あむが広橋の娘・菜花役をそれぞれ演じる。
玉城のコメントは以下の通り。
私が演じる五月は少しキャラクターぽいというか、名前も9時5時で“九路五月”ですし(笑)。すごく象徴となるような人物だなと思いました。みんなを監視したり、セリフが強いものもあるのですが、冷たすぎて嫌われる人物にはしたくなかったので、声のトーンはあまり変えずに、でも表情などかわいらしさが出せるところは出すことを意識しながら演じました。五月の過去も関係しているんですけど、あくまで人のために働き方を良くしていきたいという思いを抱えているので、プラスのイメージを持って演じました。あとは声のトーンの他に、瞬きあまりしないなど、動きで割と細かく肉付けしたり。五月はとても魅力的で、ちょっとクスっとするところもあるので、そういったところがうまく出ていればいいなと思います。
今回共演させていただいた尾上菊之助さんは立ち姿が本当に美しくて、スッとされた姿が印象的でした。劇中では尾上菊之助さんの後方の位置にいることが多かったので、背中に見ほれていました。捜査のときに一緒についていくシーンでは、ものすごく姿勢がよく、本当にハシビロコウみたいでぜんぜん動かないんです(笑)。私はけっこう動いちゃうので、驚きと尊敬でした。
『刑事アフター5』はいろんな要素がつまっていて、脚本を読んだときから面白いなと感じていました。これまで私はどちらかというと、ものすごく尖った役やそういった作品に携わることが多かったのですが、この作品は、家族みんなで見てほしいドラマです。お父さんは頑張っているんだぞみたいなところも、お子さんやご家族一緒に見ていただけたらうれしいですね。最後の最後には酔っぱらっているシーンもあり…今作の撮影で1番緊張したんですけど、そういった五月のキャラクターや表情がちょっとずつ変わっていく様子も見られると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。