効率的に貯金をするには、生活費を抑える「節約」が大きなポイントとなります。しかし、節約を意識しすぎて我慢続きの生活になると、かえってストレスの原因になってしまうことも……?

ストレスなくお金を貯めるためには、今の家計を見直し、節約のコツを押さえて上手に暮らしていくことが大切です。

そこで今回は、貯金をすることの必要性や世代別の平均貯金額のほか、無理のない節約術をご紹介します。

なぜ貯金が必要なの?

日々の生活は十分にできていても、予期せぬことで急にお金が必要になることもあります。いざというときに困らないためにも貯金は必要です。

なぜ貯金が必要なのかをしっかりと理解しておくことで、日々の誘惑に負けずに目的を達成しようと意識することができます。まずは、何のために貯金をするのか、目的について考えてみましょう。

急な支出に備えるため

進学や留学、結婚、子育て、入院、葬儀など、人生においては急にまとまったお金が必要となるシーンがあります。このような、急な出費に備えて貯金をしておくことが大切です。

特に、病気やケガのために長期で働けなくなったり、社会情勢により突然仕事を失ったりするリスクは、誰にとっても可能性がゼロではありません。

そのようなときに貯金があれば、突然収入が途絶えてしまっても、ある程度の期間は生活費を確保できます。失業給付金は退職理由が会社都合と自己都合で給付期間が異なり、入金されるまでにも時間がかかります。そのあいだも生活ができるよう、最低でも生活費の6カ月分は貯めておくと安心です。

長い人生を安心して過ごすため

貯金は、将来に対する備えです。例えば、子供の学費や老後の生活費、退職後に趣味を楽しむための資金など、貯金があるほど将来の安心感や選択肢を増やすことができるでしょう。

給料が入ると、目先の欲しい物ややりたいことに使ってしまいますが、将来の自分や家族のために、お金を蓄えておくことをおすすめします。貯金はコツコツと積み上げていくことで、貯まっていくもの。時間がかかるからこそ、しっかりと計画していくことがポイントになります。

将来のためのお金を増やすためには、節約生活を送ることが非常に効果的です。

  • 予期せぬことで急にお金が必要になったときに困らないように日ごろから備えておきましょう

    予期せぬことで急にお金が必要になったときに困らないよう、日ごろの節約生活で無駄な支出を減らしておきましょう

20代の平均貯金額は198万円、世代別の平均貯金額は?

自分と同じ世代の人はどのくらい貯金をしているのか、気になる方もいるのではないでしょうか。これから本格的に貯金をしようと思っている人は、平均値を知ることで貯金の目標額の参考にもなります。

ここでは、金融広告中央委員会より発表されている、20代から60代までの年代別の平均貯金額を見てみましょう。

■金融資産保有額(金融資産保有世帯)

世帯主の年齢 平均貯金額
20代 198万円
30代 572万円
40代 972万円
50代 1,496万円
60代 1,930万円

※金融広告中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」2019年

貯金は、コツコツと積み重ねていくことが成功のカギ。上記のとおり、20代よりも30代、30代よりも40代という風に、歳を重ねるごとに貯金額は増えていきます。

また、収入アップに合わせて貯金額を増やす、節約のやり方を変えるなど、定期的に家計を見直すことで、その時々の目標の貯金額を達成するようにしましょう。

https://news.mynavi.jp/article/20200914-1294983/

https://news.mynavi.jp/article/20200902-1254038/

https://news.mynavi.jp/article/20200909-1269624/

https://news.mynavi.jp/article/natsu_setsuyaku-1/