ZUUはこのほど、「資産運用、投資活動におけるアンケート調査」の結果を発表した。同調査は7月30日〜8月13日、金融メディア「ZUU online」ユーザー171名を対象に、インターネットで実施した。
昨年度と比較した投資結果を尋ねたところ、42%が「大幅に増えた」「増えた」、37%が「あまり変わらない」と答えた。21%は「減った」「大幅に減った」と答えているが、それは全体の1/5と少なかった。新型コロナ影響下にあっても多くの人は、逆に好調な運用状態であることがわかった。
今年度の投資方針について聞くと、「資本金の量を増やす」(36%)が最も多かった。「高リスク商品の割合を増やす」(12%)、「クラウドファンディングなど新しいものにチャレンジする」(13%)を合わせると、全体の51%が攻めの投資を行っていることがわかった。「資産運用の全体構成を見直す」(31%)も高く、今後より注目する資産運用方法へ変更しようと考える人も多かった。
資産の保有状況について調べると、「個別株式」「投資信託」はそれぞれ80%を超えた。近年の資産である「暗号資産(仮想通過)」(35%)、「クラウドファンディング」(30%)の保有割合は1/3近くで、債権より高く、不動産投資と並んでいる。これにより、暗号資産やクラウドファンディングは、一般的な投資手段となっていることがわかった。
運用増加者と運用横ばい・減少者の比較では、大きな傾向値には差がなかったものの、「日本国債・社債の保有が多く、外国国債の保有が低い」「FX/外国為替、不動産信託、 クラウドファンディングの割合が高い」といった点に違いがあった。