アイドルグループ・少年隊の錦織一清、植草克秀が12月31日をもってジャニーズ事務所を退所することが、20日に同事務所のサイトにより明らかになった。
同グループは1985年に「仮面舞踏会」でデビューした3人組。メンバーの東山紀之はジャニーズ事務所に残り、錦織と植草は新たな道へと進むことになる。同事務所は「功績と少年隊そのものは残したいというメンバーの意向を尊重し、これからも所属グループとしてその名を残すことといたしました」と発表。「殿堂入り」と例え、「今後、グループとしての活動の予定はないものの、これまでと変わることなく、ジャニーズ事務所におきまして、後輩たちの道標であり続けることができますよう、その環境を整えることといたしました」としている。
同グループについて、同事務所は「現在ほど、環境が整っていない時代に自らを磨き、挑戦し続けることは大変な苦労が伴いますが、それを乗り越えるための努力により培われた少年隊のパフォーマンスは、これからも後輩に受け継がれていきます」「そして、ジャニーズ事務所もまた、少年隊が存在したことにより、新たなチャレンジの機会にも恵まれ、その経験のおかげで今日のジャニーズグループがございます」とコメント。さらに「これまで3人が紡いできた少年隊の歴史が色褪せることなく、輝いたものであるために、所属事務所として力を尽くしてまいります」と表明している。
発表されると、Twitterでは驚きやショックの声とともに「名曲ぞろい」「少年隊は伝説」「名前が残るのは嬉しい」という声や、「最後に3人の姿が見たい」という声も。また、12月12日に発売される『少年隊35th Anniversary BEST』も発表されたことから、「絶対に買う」「日本のポップ史の資料としても貴重」と様々な声が上がっている。