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【この記事のエキスパート】
洋裁・和裁ライター:sakuranbo
三年間家政科専門学校にて基礎を学び、家政科被服検定 洋裁、和裁ともに1級を取得。子育てと両立して複数媒体でライター活動しています。
過去には成人式やブライダルのアイテムを受注制作。
初心者にも洋裁・和裁のおもしろさが伝わる記事を心がけています。
世界で一つの自分だけのオリジナルアイテムを作りたい方の参考になれば幸いです。
「編糸(あみいと)」とは、編み物に使用する糸のこと。ウール以外にもナイロンやコットン、リネンなどさまざまな素材があります。この記事では、毛糸・編糸の選び方とおすすめ商品をご紹介します。素材の違いを押さえたうえで、作りたいものに合わせて選びましょう。チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。
ウール以外の種類も豊富!
編糸とは? どんな種類がある?
「編糸(あみいと)」とは、編み物に使用する糸のこと。編み物といえばウールの毛糸を思い浮かべる方も多いでしょうが、実際にはウール以外にもナイロンやコットン、リネンなどさまざまな素材があります。太さも縫い糸のように細いレース糸があったり、しっかりした太さのある極太まで幅広いのが特徴です。
編糸を変えることにより仕上がりの印象が異なるため、季節や作品の用途にあわせて選ぶことが大切です。
毛糸・編糸の選び方
まずは毛糸・編糸の選び方をチェックしていきましょう。洋裁・和裁ライターのsakuranboさんのアドバイスも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
素材の種類で選ぶ
毛糸・編糸はウールやナイロン、コットンなどさまざまな素材で作られています。代表的なものを紹介するので、特徴を押さえておきましょう。
ウール|自然な仕上がりとあたたかな手触りが特徴
一般的に編み物と聞くとウールの編糸を思い浮かべる方が多いでしょう。羊毛など動物の毛を使用して作られており、肌ざわりがよく保温性が高い特徴があります。マフラーや手袋、セーターなど身に着けるアイテムを編むのにピッタリな素材です。
吸湿性もあるので汗をかいても不快になりにくく、着心地のよさをたもてます。
ナイロン・アクリル|リーズナブルで耐久性にすぐれる
耐久性の高さが魅力なのがナイロンやアクリルなど化学繊維の編糸です。さまざまな用途に使いやすく、リーズナブルな価格で販売されています。初心者の方が練習用として使う編糸としてもぴったりです。
色展開も豊富なのでバリエーション豊かな作品作りを楽しめます。仕上がりにごわつきがあるため、身に着けるものよりもあみぐるみなどの小物作りに向いています。
綿(コットン)|水洗いしやすくオールシーズンで活躍
綿(コットン)の編糸は、さらりと肌ざわりのよい仕上がりが特徴です。季節問わずオールシーズンで使いやすく、水洗いしやすいのも魅力のひとつ。サマーニットなどの夏ものや子どもの洋服にうってつけの素材です。
細いレース糸でドイリーを編んだり、太めの糸でざっくりとしたセーターを編んだりなど、幅広いアイテムに使いやすくなっています。
麻(リネン)・レーヨン|涼しげ素材で夏にぴったり
綿と同様に夏にも使いやすい編糸が麻(リネン)やレーヨンです。麻はクラフト紙のようにナチュラルな風合いが特徴。バッグや小物入れを作るとおしゃれに仕上がります。
レーヨンは絹に似せて人工的に作られた繊維で、つるりとした手触りと独特の光沢感が特徴。かごバッグや麦わら帽子などの小物から夏用のカーディガンなどを作るのにぴったり。引っかかりにくく心地よく編めるのも魅力です。
絹(シルク)|なめらかな肌触りと光沢が魅力
あまり種類は多くありませんが、絹の編糸も市販されており、つるりとなめらかな手触りと光沢があり高級感ただよう仕上がりが魅力です。細い糸が多く、ある程度の技術がないとうまく編めないため、中級者以上の方に向いています。
レース編みの小物や透かし編みのショールなど、繊細な仕上がりが魅力的な作品作りにぴったりです。
初心者なら太めの毛糸・編糸を選ぼう
編み物といえば根気強くコツコツと編んで仕上げるのが特徴ですが、初心者の場合、途中で挫折してしまう方もいるでしょう。最後まで挫折せず作品を仕上げるために、初心者のうちは太めの毛糸・編糸を選ぶとよいです。
編糸が太くなるほど編み目が大きくなるためスピーディーに作品が仕上がるのが特徴。編み目も数えやすいため、初心者でも扱いやすくなっています。
変化がついた糸ならユニークな編み物を作れる
複雑な編み方ができなくてもユニークな作品に仕上がるのが変化のついた毛糸・編糸です。糸のなかに小さな節や粒が入っているネップヤーンは、編むだけでぽこぽことした変化が出るのでかんたんにユニークな作品が作れます。
あらかじめグラデーションカラーになっている編糸もあり、色合いの変化を楽しめるのが魅力。編糸の太さが均一なので初心者でも扱いやすくなっています。
同ロットのまとめ買いが可能かチェック
マフラーやセーターなど、編み物で作品を仕上げるためには何玉も毛糸・編糸が必要になります。編んでいる途中に次の編糸が手に入れられなくなってしまうと作品を最後まで仕上げられません。
同じカラーの編糸でもロット番号が変わると色合いに微妙な違いが出る場合があるため、あらかじめ同ロットでまとめ買いができる編糸を選ぶとよいでしょう。
迷ったら「作り方」で指定されている毛糸・編糸を選ぼう
毛糸・編糸にはさまざまな種類があるので、自分では迷って選べない場合もあるでしょう。その場合は作り方で指定されている編糸を選ぶとよいです。
編み物は編糸の種類や太さなどで仕上がりの印象や質感が変わってきます。あとから修正するのも難しいため、仕上がってからイメージと違ってがっかりしないためにも、作り方の指示にしたがって編糸を選ぶようにしましょう。
洋裁・和裁ライターがアドバイス
作りたい作品や道具のサイズを確認して選ぼう
【エキスパートのコメント】
編糸は素材や太さででき上がる作品がまったく異なります。太めの糸はひと編みで進める長さが大きいので、編むペースが上がります。時間がとれない人は太めの糸がぴったりです。一方、細めの糸は編むのに時間がかかりますが繊細な仕上がりが魅力。
作りたい作品に合わせるのはもちろん、持っている棒針やかぎ針のサイズも確認して作品を作りましょう。