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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子

ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子

武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。

音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。

現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。


トロンボーンケースはオーケストラなどの演奏者をはじめ、バンドや部活、習いごとなどのシーンで活躍します。この記事では、軽量・背負えるリュックタイプなどトロンボーンケースのおすすめと選び方をご紹介します。マルカートやシャイニー、プロテック、BAGSなど人気の商品ばかりを集めました!

トロンボーンケースの選び方

元大手楽器メーカー社員の山野辺祥子さんへ取材をして、トロンボーンケースの選び方を教えてもらいました。

サイズや使用するシーン、収納力などをよくチェックすることが大切です。トロンボーンケースを選ぶときの参考にしてみてください。

ベルのサイズに合わせて選ぶ

出典:Amazon

トロンボーンは種類によってベルのサイズが異なります。

テナーは7.5~8インチ、テナーバスは8~9インチ、バスは9.5インチが主流です。

所有している楽器がテナーバストロンボーンなのに、テナートロンボーンのみに対応しているケースを選んでしまうと収納できません。

まずは、自分が使っているトロンボーンの種類とベルのサイズをチェックすることが大切です。

ケースによってはテナーとテナーバスの両方に対応しているものもあります。クッションを使用して楽器を固定できるため、移動中になかで揺れないので便利です。

F管・バルブは収納できるか確認する

出典:Amazon

テナーバストロンボーンにはF管と呼ばれるアタッチメントがついており、トラディショナルラップとオープンラップの2種類があります。

現代の主流は、吹き心地のよいオープンラップです。バルブはロータリーバルブが主流ですが、セイヤーバルブやハグマンバルブは特殊なため、対応していないことも。

また、バルブの種類によってはF管アタッチメントの配置が異なります。トロンボーンケースを選ぶときは自分の楽器に合っているかチェックしてください。

持ち運ぶシーンに合った形状を選ぶ

トロンボーンケースは持ち運ぶシーンによって、適したタイプがあります。シーンに適したタイプをご紹介しましょう。

ソフトケース|軽く持ち運びに便利

出典:Amazon

徒歩移動で持ち運ぶシーンが多いなら、軽量なソフトケースを選びましょう。

軽くて耐久性にすぐれたポリエステル素材やナイロン素材で、リュックやショルダーなどシーンによって持ち運ぶスタイルを変えられるのが魅力。

バンドや習いごとなど徒歩でたくさん移動される方にぴったりのケースです。

ただし布製なので雨天時は濡れてしまうこともあります。また、強く押されたり、落としたりなどの衝撃にも弱いため、長時間の移動には向いていません。

ハードケース|車移動や長期保管に

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ハードケースは外部の衝撃から楽器を保護する耐衝撃性があります。そのため、飛行機や電車、車などの移動時に便利です。移動の際にベル部分を下向きにして、立てて置けるのもポイント。人が多い場所で降ろしたいときにスペースを取りません。

また、ハードケースは長期保管にも向いています。しばらく吹かないときは、ていねいにお手入れをして収納してください。デザイン性にすぐれたおしゃれなものもあるので、好きなデザインやカラーを選ぶ楽しみもあります。

セミハードケース|機能性にすぐれている

出典:Amazon

軽くて持ち運びやすいソフトケースと、ハードケースのような耐久度を備えているのがセミハードケースです。内側は発泡スチロールをクッションに使用するなど、軽量さが追及されています。

ハンドル・ショルダーストラップだけではなく、リュックストラップがついた背負うスタイルで持ち運べるものもあります。自転車や長時間の徒歩移動に便利です。持ち運ぶシーンに合わせて選んでみましょう。

ポケットやポーチなど収納力をチェック! 

出典:Amazon

トロンボーンを演奏する際に欠かせないアイテムを収納できると便利です。いつも持ち歩いているものが収められるよう、収納力をチェックすることが大切です。

大容量タイプ|トロンボーン奏者や荷物が多い方

遠方へ出向いて演奏会などを行なうトロンボーン奏者は、楽譜やお手入れアイテムなど荷物が多くなることも。大容量タイプを選べば、いくつものバッグを用意する必要がありません。持ち運ぶものが楽器以外にもたくさんあるなら、トロンボーンケースの収納力をチェックしましょう。

収納ポケットの形状は商品によって異なるため、なにをどこに収めるか、持ちものをイメージしながら選んでみてください。

コンパクトケース|習いごと・部活用に

持ち歩くのはお手入れ道具とマウスピース程度なら、収納力にこだわらず、コンパクトケースを選べます。収納ポケットが少ないため、シルエットもスリムに。そのため、人混みでの移動や電車内でもスムーズに移動できるでしょう。また、体型が小柄な方や子どもでも持ちやすいのもポイント。

譜面台などは自分で用意する必要がない習いごとや吹奏楽部にぴったりです。

元大手楽器メーカー勤務
山野辺 祥子さんからのアドバイス

【エキスパートのコメント】

トロンボーンケースを選ぶときは、ご自身の楽器がきちんと収納できるかどうかをまず確認してください。

徒歩移動か電車移動なのか、毎日持ち運ぶもしくは保管用など、用途に合うかどうかも決め手になります。

譜面や楽器スタンド、ミュートといった小物類も一緒におさまれば移動もらくになりますし、忘れ物防止にも一役買ってくれるでしょう。よい相棒となってくれるケースを見つけください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)