◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
プロスノーボードコーチ:出口 超

プロスノーボードコーチ:出口 超

京都府舞鶴市生まれ。日本体育大学卒。SIA(日本プロスキー教師協会)教育部技術委員スノーボードデモコーチ。力学に基づいたスノーボード理論を2006年に構築。

著書に「もっとカッコ良く滑るスノーボード」(メイツ出版)、「はじめてでも絶対うまくなるスノーボード」(主婦の友社)、自費出版によるe-book「もっと優雅にカッコ良く滑るスノーボード」(Kindle)などがある。

人の骨格やバランスに応じたレッスン・バインディングのセッティング診断に定評あり。スノーシーズンは主に、神立スノーリゾート(新潟県)で自身のレッスンプログラム「超塾」を開催。夏場は地元舞鶴市にてスクーバダイビングとSUPのガイドをしている。


レンタルも多いスキー板ですがせっかくなら自分の板を持ちたいとも思いますよね。サロモンやヘッド、ロシニョールといった人気ブランドから、オールラウンド・カービングなど様々な種類の板が発売されています。この記事では、初心者におすすめのスキー板の選び方とおすすめ商品を紹介します。

種類・形状・長さ・デザイン
初心者におすすめのスキー板の選び方

数多いスキー板のなかから、初心者さんはどうやってぴったりの板を選べばいいのでしょうか。ポイントは以下の5つ。

【1】板の形状
【2】板の柔軟性
【3】形状
【4】スペック
【5】デザイン

上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に初心者でも使いやすいスキー板を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

板の種類から選ぶ

スキー板の種類には「オールラウンドスキー」「デモスキー」「フリースタイルスキー」「モーグルスキー」「カービングスキー」などがあります。

初心者さんにおすすめなタイプは、オールラウンドスキーとカービングスキーです。それぞれの特徴についてご説明します。

広い用途で使用できる「オールラウンドスキー」

出典:Amazon

オールラウンドスキーは名前のとおり、あらゆる場面で使えるスキー板です。初心者の場合、まずはオールラウンドスキーの板で滑ると基本を身につけやすくなります。

通常のゲレンデを滑るのに向いていて、しっかり滑り込むことができるので初心者とって比較的やさしいスキー板です。

バランスがとりやすい「カービングスキー」

出典:楽天市場

カービングスキーとは、板の先端部「トップ」と末端部「テール」の幅が広く、中央部分「ウエスト」が細くなったスキー板です。板全体がバランスよく雪に接地するので安定感があります。

そのため、速度を落とさずに滑る「カービングターン」が可能になるなど操作性がすぐれています。自然と力が板に伝わり、安定したターンを描くことができますよ。

初心者はやわらかい板を選ぼう!

やわらかめのスキー板なら初心者さんもあつかいやすいとされています。操作したときの力がすぐに板に伝わり、その反応する感覚をつかみやすいからです。

スキー板のやわらかさは数値では表現されませんが、「フレックス」「初心者向け」といった言葉に注目してみましょう。柔軟性のある素材を用いたスキー板である場合が多いです。

形状で選ぶ

スキー板は反り返りやカーブなど板の形状がいろいろあり、大きくは「キャンバー」「ロッカー」「キャンバーロッカー」の3つにわかれます。

そのうち初心者さんに向いているのは「キャンバー」「キャンバーロッカー」の2タイプです。その理由と特徴を以下で解説します。

キャンバーは整地されていない場所でも滑りやすい

出典:Amazon

キャンバーは板の先端部「トップ」と末端部「テール」が接地していて、中央部分は反って接地しない形状です。スキー板に乗ると反った部分がほどよくしずみ、板全体が雪に接し安定感が高くなります。

ゲレンデで滑るのに向いているだけでなく、雪が整地されていない場所などでも使えます。

キャンバーロッカーはターンがしやすい!

出典:楽天市場

キャンバーロッカーはキャンバーとロッカーのいいとこどりをした形状です。ロッカーはトップとテールが反り返っており、近年メジャーになっていますが、安定性は低いです。そのかわり、やわらかい雪やベタ雪にも引っかからず滑ることができます。

トップとテールが反り返り中央部分も反っているのがキャンバーロッカー。安定感が高くそれでいて悪条件の雪でも滑りやすく、引っかからないのでターンもしやすいです。

スペックを選ぶポイント

出典:Amazon

スキー板にはいろいろな数値情報「スペック」があります。なかでも「長さ」「中央部の幅」「サイドカーブのR」の3点はぜひチェックしておいてください。

それぞれについて解説をしますので、スペックを見比べるときの参考にしてください。

【長さ】身長のマイナス10〜15cm程度のものを

スキー板の長さは、ご自分の身長から10~15cm引いた程度が滑りやすいです。長いと滑りの安定性が高くなりますが、長すぎると操作性が悪くなるので注意してください。

まずは、ご自分の身長をはかり「身長マイナス10~15cm」を意識して選んでください。

【中央部の幅】安定感がある70〜90mm程度

スキー板は、先端部「トップ」・中央部「ウエスト」・末端部「テール」という3点のサイズを測ります。そのなかでも初心者が注目しておきたいのが、中央部のサイズです。

中央部の幅が70~90mmあると安定感がアップします。中央部が細すぎるスキー板は、初心者さんが乗るとぐらついてしまうことも。一定幅があるものを選んでください。

【サイドカーブのR】12m〜15m程度が初心者向け

サイドカーブのRというのは正式にはサイドカーブ・ラディウスで、スキー板の側面のカーブの回転半径をあらわします。この数値が小さいほど小回りがきき、大きいと大回りのターンができます。

Rが12~15m程度であれば初心者〜中級者レベルなので、いろいろなターンに対応がしやすいです。

好きなデザインで選ぶのも◎

出典:Amazon

スキー板はデザインで選ぶのも大切。シャープなものからポップでキュートなものまで、スキー板のデザインは幅広いです。自分のお気に入りのデザインのスキー板で滑ると、よりテンションが高くなって気持ちよく滑ることができるでしょう。

スキーウェアのデザインも考慮して統一感をもたせるとおしゃれに決まります。ゲレンデのなかで映える存在を目指してみませんか。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)