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【この記事のエキスパート】
下着研究家・足と靴のカウンセラー:青山 まり
ブラジャー研究家・下着研究家・作家。
新しいジャンルを切り拓いた女性に贈られるキャリアクリエイト部門で日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」受賞。
消費者の立場で活動している。新聞・雑誌・講演・テレビ出演多数。著書に『ブラの本。』(サンマーク出版)『着るだけダイエット』(東邦出版)ほか多数。
また、2014年に足の怪我をしたことがきっかけで足と靴の研究を始める。フットケアの専門スクールに通い、フットケアアドバイザーとシューフィット、中敷き調整の技術を身につける。
その後、靴工房と靴専門店にて経験を積み、現在「足と靴のカウンセラー」としても活動中。
大人の身だしなみとして、日常的に取り入れたい靴磨き。本記事では、シューズケア(シューケア)セットの選び方とおすすめ商品をご紹介します。革靴用やスニーカー用など厳選! 靴磨き初心者の方はもちろん、男性へのプレゼントを探している方も必見です。
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シューズケアセットの魅力
シューズケア(シューケア)アイテムはセットで購入することで、シューズケアに必要なものが一度に揃い、単品で買うより価格が抑えられることが魅力。靴磨きのハウツーが記された説明書が入っている場合もあり、初心者にとっていいこと尽くしのアイテムセットです。
まず、シューズケアに必要なアイテムを知ることが重要です。道具の目的や用途についてひとつずつ解説していきますので、理解を深めましょう。
1.靴のホコリを除去する馬毛ブラシ
最初に必要なのは馬毛ブラシ。靴の表面についたホコリや汚れを落とす役割があります。地道な作業に思えますが、のちの仕上がりを左右する重要な工程です。しっかりホコリを除去することで、クリーナーの効き目をアップさせます。
靴をキズつけないように、毛質がやわらかくなっているのが特徴。向きを調整しながら、ていねいにブラッシングしてみてください。
2.こまかい汚れを落としきるステインクリーナー
ステインクリーナーは、ブラシで落ちきらなかった汚れをふき取るためのアイテム。以前のケアで使用したクリームやワックスなども落とします。靴の表面をキズつけないよう、コットンや専用のクロスでやさしく拭くことがポイント。
クリーナーはローションやクリームなどの種類があります。商品ごとの特性をみながら選びましょう。
3.ひび割れ防止の乳化性クリーム
革に栄養を与える役割を持つ乳化性クリーム。表面のひび割れを防止する効果だけでなく、光沢をプラスすることが可能。しかし、栄養をたっぷり与えるために大量に塗布するのは逆効果で、通気性が悪くなり靴が傷みやすくなります。歯ブラシの半分ほどを目安に塗布しましょう。
靴のカラーに合わせてクリームの色を選定するのが基本。選び方のポイントについては後述しますので、参考にしてみてくださいね。
4.クリームを革になじませる豚毛ブラシ
豚毛ブラシは、前の段階で塗布した乳化性クリームをさらになじませるために使用するものです。馬毛ブラシよりコシがある毛質なので、余分についたクリームを落とす効果もあります。
こまかいシワ部分にもムラなくなじませることができるので、作業時間の短縮にもなりますね。
5.余分なクリーム落としにクロス・スポンジ・ミット
乳化性クリームをさらになじませ光沢を生み出すための道具として、クロス・スポンジ・ミットがあります。セットに含まれていない場合は、いらなくなったTシャツや布でも代用が可能。
クロスにこだわったメーカーもあり、油性クリームなしでも光沢を生み出せる商品もあります。
6.光沢をプラスする油性クリーム
乳化性クリームでも光沢は充分に出ますが、さらにピカピカに仕上げたい人はポリッシュワックスと呼ばれる油性クリームが必要です。
紳士靴のガラスレザーを磨きたい人や鏡面磨きにチャレンジしたい人は、油性クリームが入っているセットを選びましょう。
肝はブラシとクリーム
シューズケアセットの選び方
靴磨きに必要なアイテムを知ったところで、シューズケアセットを選ぶポイントを知っていきましょう。
足と靴のカウンセラーの青山 まりさんのアドバイスをもとに、シューズケアセットの選び方を紹介します。ポイントは下記。
【1】ブラシは「抜け毛の有無」「サイズ」「握りやすさ」を確認
【2】靴に合ったクリームを選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うシューズケアセットを選ぶことができます。それぞれ選ぶコツをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
【1】ブラシは「抜け毛の有無」「サイズ」「握りやすさ」を確認
靴の汚れ落としやクリームの浸透を助けるブラシは、重要な道具のひとつといえるでしょう。選び方を誤ると、効果を充分に発揮できません。
ブラシの選定ポイントは「抜け毛の有無」「サイズ」「握りやすさ」の3点。ポイントをおさえて、ながく愛用できるブラシを見つけてみましょう。
抜け毛の有無を事前に調べる
ブラシを選ぶ際に気にしたいのは、抜け毛の量。せっかく靴をケアするためにブラシを使用しても、抜け毛が多ければ余分なゴミをつけてしまいます。
ブラシにとっては避けられない要素ではありますが、なるべく抜け毛が少ないブラシを選ぶのがベター。事前に使用者の声を調べてから購入すると安心です。
初心者はサイズの大きいものがベター
やはり使いやすいのはサイズの大きいブラシ。面積が広いと力が分散されるので、靴に余計な負荷がかかりません。
靴をキズつけることなく、効率のいいケアが可能。とくに初心者はブラッシングにおける力の加減が難しいので、大きめのものを選んでおくと失敗が少ないでしょう。
使いやすさを左右する握りやすさ
ブラシの握りやすさも大事な要素のひとつ。メーカーによって、ブラシにさまざまな工夫が施されています。
柄の幅や形状はもちろんですが、側面の溝もつかみやすくなるポイントです。見比べてみて自分の手に合いそうなブラシを見つけてみましょう。商品説明だけではイメージがつきにくい人は、事前に購入者の感想も調べておきましょう。
【2】靴に合ったクリームを選びましょう
仕上がりに大きく関わるクリーム。クリームの軟度や性質の違いをしっかり理解しておくと、自身のシューズケアに必要なアイテムがわかってきます。
靴に合ったものを選ばないと、ムラができてしまうこともあるので注意が必要です
乳化性クリームと油性クリームの違い
前述しましたが、クリームには靴に栄養を与える乳化性クリームと、光沢を出す油性クリームの2種類があります。
多くの場合、シューズケアセットには乳化性クリームが含まれていますが、油性クリームは入っていないことも。油性クリームはあくまで、さらなる光沢を加えるためのクリームです。乳化性クリームの光沢で足りない場合に検討しましょう。
作業のしやすさに関わるクリームの粘度
とくに初心者は、やわらかく伸びがいいクリームを選ぶとムラができにくくなります。乳化性クリームの主成分は、水分・油脂・ロウで、水分が多いクリームほどやわらかくて扱いやすいです。
作業効率もあがるため、短時間で仕上げたい人にも向いています。
ケアしたい靴のカラーに合わせて選定
クリームにはさまざまなカラーがあり、ケアしたい靴に合わせて選ぶのが基本です。黒の革靴の場合はブラックを選び、茶色などの場合は靴より少し薄いカラーを選ぶのが無難。靴より濃いカラーを選ぶとムラにつながるので注意しましょう。
無色のクリームもあり、どんな色の靴でも対応できます。無色のクリームは、さまざまな靴をケアしたいという人におすすめ。
足と靴のカウンセラーからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
靴の種類に合ったシューケアセットを選ぼう
靴にはいろいろな素材のものがあり、それぞれがとてもデリケート(繊細)にできています。そのため、本革用だけでなくスニーカーにはスニーカー用、ヌバック(スウェード)にはヌバック用のシューケアセットを使用することが重要です。
それぞれの用途に合ったシューケアセットで靴のケアをしましょう。