NTTドコモは9月14日、次世代通信サービス「5G」の国際ローミングインサービスを、同日から開始すると発表した。国内の通信事業者として初の試みという。
今回発表された5Gの国際ローミングインサービスは、ドコモと国際ローミング協定を結んでいる海外通信事業者の契約者が、ドコモの5Gネットワークを利用して、日本国内においても5Gデータ通信が可能となるサービス。まずは米通信事業者AT&Tとの間でサービスの提供を開始。同社は、対応する海外通信事業者を順次拡大していく予定という。
なお、ドコモの5G通信契約者が、海外で海外通信事業者の5Gサービスを使えるようになるローミングアウトサービスは提供されない。5Gのローミングアウトに関しては、技術面も含めて現在検討中だという。
NTTドコモ公式サイトでは2020年8月末時点の情報として、同社の5G通信が利用できる全国の施設・スポットが282カ所登録されている。