元サッカー日本代表でタレントの前園真聖が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、強豪校サッカー部時代の先輩後輩間で行われていた“指導”について語った。
宝塚音楽学校は、先輩が後輩に課していた作法など、生徒間で受け継がれていた指導内容の一部を廃止。このことが番組内で取り上げられ、司会の東野幸治は「前園さんは、やっぱり高校時代が1番厳しかったでしょ?」と話題を振った。
前園は、「あいさつも視野に入った時点で、それが100メートル先であろうが。立ち止まって45度(頭を)下げて、『おはようございます』と。視野に入った時点で立ち止まってやらないと、その後に罰則というか指導が……」と回顧。
東野がさらに「どんな指導が?」と踏み込むと前園は苦笑し、「練習の後にみんな集められて。指導係がいるので……」「1時間ぐらい……ちょっとこう……なんていうんですか、正座させられたりとか。足上げをずっとやらされたりとか」と慎重に言葉を選びながら説明。「食事も最後だし、銭湯とか行った時も必ず最後に入らないといけないし、先輩がいたら絶対に背中を流さないといけない。そういうのはずっと伝統であった」と苦い記憶をさかのぼった。
東野から「今、すごく頭の中で考えて、しゃべって良いこと悪いこと考えたでしょ」と指摘されると、「そうですね。真剣に考えるとすごく腹立ってくるので」と笑みを浮かべる前園。「礼儀やあいさつはすごく必要なことだったと思うんですけど」と前置きした上で、「厳しくみたいなのって……力づくというのはあまり良くなかったのかな、意味がなかったのかなと思います」と胸の内を明かしていた。