9人組スカバンドの東京スカパラダイスオーケストラが12日、日本テレビ系大型音楽特番『THE MUSIC DAY』(14:55~22:54)に出演し、谷中敦、加藤隆志、茂木欣一がパフォーマンス後にコメントを寄せた。

  • 東京スカパラダイスオーケストラ

東京スカパラダイスオーケストラは、志村けんさんが津軽三味線で演奏したVTRに合わせて「風林火山~月冴ゆ夜~」を披露。加藤は「志村けんさんとはCMで共演したのをきっかけに、三味線に対する思いとかプレイとか、ミュージシャンとしてリスペクトする部分があったので、一緒に(こういう形で)演奏できるのはすごくうれしかったし、緊張もしました。結果的に緊張感が持てていい演奏ができたと思います」と感想を語った。

谷中は「志村さんがしゃべられている時の饒舌さとは違った、三味線を演奏している時の言葉少ない音のありようには、自分たちがアレンジをしたスカという音楽がぴったりと合ったので、本番中も自分たちが感動しちゃうくらいでした。志村さんには感謝しかありません」とコメントした。

「人はなぜ歌うのか?」という番組テーマにちなみ、「なぜ演奏し続けるか?」について聞くと、加藤は「何十年やっていても新しい発見が音楽にはたくさんある。スカという音楽もやればやるほど深い音楽なので、やっていて楽しいですね」と回答。

茂木は「音楽を奏でるって、気持ちを原点に戻していくところがあります。スカパラの9人で音を奏でると雑念のないピュアな気持ちにたどり続けるので、それを続けていけるのはうれしいです」。

谷中は「音楽を楽しんでいる時って子どものころのような、無邪気で心に壁がなかったころを思い出させてくれます。スカパラはそれを思い出させてくれる音楽性を持っていると思っています。音楽は、悲しみや喜びや怒りを共有するという、その心がある以上廃れないと思うし、音楽の力を信じていたいなと。ディスタンスを埋めるのは音楽だと思いますね」と述べた。

例年7月上旬に放送してきた同番組だが、新型コロナウイルスの影響で、今年は9月に放送。「人はなぜ歌うのか?」をテーマに、元気を届けるため、愛を伝えるため、いつの時代もいろんな想いを歌で届けるアーティストが集結した。