女優・中山美穂の初主演の舞台『魔術』が、きょう12日(26:15~28:13 ※関西ローカル)にカンテレで、全編ノーカットでテレビ初放送される。

  • 中山美穂=カンテレ提供

これは、カンテレの自社制作を中心に舞台作品を放送する『おうちで舞台~カンテレ劇場~』の第4弾。

中山のほか、萩原聖人、橋本淳、勝村政信らが出演する『魔術』は、16年春に、東京、兵庫をはじめ全国7都市で上演。深夜の終着駅、まるで魔術のように忽然と姿を消した街の人々。おでん屋の屋台の灯りに吸い寄せられた3人の男と1人の女。電車事故、繋がらない電話、途切れた記憶の糸、狂いだした人と人との距離と密度。そして、観客を驚かせる衝撃の結末とは…。

番組ナビゲーターは、“カンテレ劇場支配人”の川島壮雄アナウンサーが担当。リモートゲストに、作・演出を務めた南河内万歳一座座長・内藤裕敬が登場する。

内藤は「中山美穂さんから頂いたアイデアでラストシーンを描いています。最後の最後で登場人物たちがとる行動は美穂さんのアイデアです!」と制作秘話を語り、さらに「『魔術』の世界観は奇しくも、コロナ禍の現在に重なる」と力説。

さらに、「演劇は様々な面で一番アナログですのでコロナ禍では機能しにくい。その弱点が露わになっている。ひっくり返せば、だからこそ価値があるものです。劇場に足を運んでいただかないと体験できない様々なことがあります。今回はテレビを通して一度それを体験して、アナログだからこそある魅力みたいなことに触れて、芝居っていいなってちょっとでも思ってもらえたらうれしいです!」とアピールしている。