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【この記事のエキスパート】
バイク雑誌フリーライター:NANDY小菅
各種バイク誌で活躍しているフリーライター。
1998年に独立したのでこの稼業一筋で20年余り。所有バイクは、小さいのから大きいのまで多種に渡り、数としては20台を超えてしまったあたりからもう数えるのをやめてます。
車はサニトラのロング(クーラーなし)。ストリートファイター系を得意としてきたが、昨今では古いバイクのレストアライターとしても活躍の場を広げている様子。
バイクとアニメの探究者で、著書に「アニメバイク本」や「ご奉仕大好き! メイド本」などがある。
冷たい風に当たって指先がかじかむ季節、バイクでの走行中に活躍するのがグリップヒーター(ハンドルヒーター)。グローブだけでは寒さに耐えられない日にグリップヒーターがあると安心です。この記事ではグリップヒーターを選ぶときのポイントとおすすめ商品をご紹介します。
グリップヒーターとは
寒い季節にバイクに乗るうえで悩まされるのが手の冷たさ。風が当たり、グローブなどで保護していても身を切られるような冷たさです。そんなときに手を温めてくれるのが「グリップヒーター」。
グリップ部分が発熱することにより、カイロを持っているような感覚を得られます。寒い時期にバイクに乗る人は、ぜひ検討したいアクセサリーです。
グリップヒーターの選び方
それでは、グリップヒーターを選ぶときのポイントを解説します。愛車に取りつけられるかはもちろん大切ですが、ほかにも選ぶうえでおさえておきたいポイントがあります。これらのポイントをしっかりチェックしてください。
グリップとの相性で選ぶ
そもそもバイクに取りつけられないのでは、せっかく買ったグリップヒーターが無駄になってしまいます。まずは、取りつけ可能かどうかをチェックしましょう。グリップの長さと太さがとくに大切です。
グリップの長さと太さで選ぶ
グリップの長さは、バイクによってまちまち。また、人によって好みの長さも異なります。グリップヒーターのなかには、115/120/130mmなど、長さの調節ができるものもあります。このようなアイテムを購入すれば、より幅広く対応できますね。
また、太さも大切な要素。グリップヒーターがはまらなければ、そもそも取りつけられません。また、内径だけでなく外径も大切なポイント。ヒーターのぶんだけ太くなりがちなグリップヒーターは、握り心地が標準のグリップと変わってしまうことがあります。長さと太さの両方をチェックするようにしましょう。
取りつけ方で選ぶ
グリップヒーターをバイクに取りつける方法は、大きく分けて2種類。どちらにも一長一短があり、どちらがいいとはいえません。バイクの乗り方や好みは人それぞれ。商品の特徴を把握したうえで、自身の好みに合わせて選びましょう。
巻き付けタイプ
既存のバイクグリップのうえに巻きつけるのが、巻きつけタイプ。配線さえうまくできれば、かんたんに取りつけられる手軽なタイプです。
また、冬の間だけ取りつけて、それ以外の季節は外すといった使い方も可能。もとのグリップが気に入っている人にもおすすめします。
グリップ交換タイプ
既存のバイクグリップを外し、代わりに接着剤を使って取りつけるのが、グリップ交換タイプ。巻きつけタイプに比べると難易度は上がりますが、自分で交換することも不可能ではありません。
巻きつけタイプに比べるとスッキリした見た目になるのが特徴。巻きつけタイプに比べて高機能な商品が多くあります。
温度調節ができると快適
グリップヒーターのなかには、温度調節ができるものもあります。冬の寒さは日によっても変わりますので、つねに同じ温度だと、熱すぎたり逆にもの足りないと感じることも。
温度調節ができれば、より幅広い気温に対応できるでしょう。調節できる温度や段階は商品によっても異なりますので、こまかくチェックしてみてください。
操作がラクかどうかで選ぶ
長時間のツーリングでは、バイクに乗っているうちに暑くなったり寒くなったりすることもあります。そんなときは操作がラクだと快適。
スイッチが手元にあったり、かんたんな操作で設定を変更できたりするものが安全なライディングに望ましいといえます。
バッテリーへの過負荷に注意
グリップヒーターは、一般的にバイクのバッテリーから電力を得てグリップを温める仕組みになっています。バッテリーが弱っていたり、過度に温度が上昇したりすると、バッテリーが過負荷となることがあります。
グリップヒーターのなかには、過負荷の状態を検知して自動的に電圧を制御する機能を備えたものもありますので、自身のバイクのバッテリーに合わせて選びましょう。
純正品という選択肢も
純正品でないグリップヒーターは、どうしてもバイクの見た目が変わったり、バイクとの相性が悪かったりすることもあります。これを心配するなら純正品を使うのが安全。
信頼性が高く保証もありますので、安心して取りつけることができます。価格の点ではやはり高くなってしまいますが、純正品の安心感を求める方におすすめします。
エキスパートからのアドバイス
まずハンドルパイプの外径をチェックしよう
【エキスパートのコメント】
寒い日にバイクに乗っていて、もっともつらいのが指先の冷え。そこでグリップヒーターの登場となるのですが、ハンドルにはミリとインチサイズがあります。多くのバイクのハンドルはハンドルパイプ外径が22.2mm (7/8インチ)ですが、ハーレーをはじめとするアメリカンタイプや一部のスクーターなどでは1インチ(25.4mm)を使用しているものもあります。購入の際には自分のバイクがミリバーなのか、それともインチバーなのかをまず確認しましょう。
また、大きなバイクなら長さには余裕がありますが、ミニバイク系ではあまりにも長いとハンドルの左右から飛び出てしまうため、短いサイズを選択しなければなりません。こちらも自分のバイクのハンドルグリップの長さを事前に測ってから購入するのがいいでしょう。