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【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。

中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。


犬用車椅子は、年齢や病気などで足がうまく使えないワンちゃんの歩行をサポートするアイテム。寝たきりだった愛犬ともお散歩に行くことができるようになりますよ。本記事では専門家に話をうかがい、犬用車椅子の選び方やおすすめ商品をご紹介しています。

犬用車椅子を使うメリット

愛犬と一緒に歩くことは、犬と一緒に生活する醍醐味のひとつであり、また飼い主と愛犬の双方の喜びでもあります。

そんな愛犬との日常も、老化やケガ・病気などで足が不自由になってしまい、以前のように一緒に歩けなくなってしまうことも…。そんなときでも犬用車椅子を使えば、一緒に散歩したり、愛犬が自分の意思で移動したりすることが可能になります。

犬の車椅子は、ワンちゃんの歩行を補助するアイテムなので、老犬介護のほか、病気やケガ、事故などにより下半身が不自由になってしまったワンちゃんにも有効です。

ご自身で作り方を調べて、設計図を作り、犬用車椅子を手作りするということもできますが、ワンちゃんの体にあったものを装着してあげることが重要です。犬用車椅子を使って愛犬の体力づくりをサポートしましょう。

犬用車椅子の選び方

それでは、犬用車椅子の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の7つ。

【1】車輪の数で選ぶ
【2】機能で選ぶ
【3】サイズ調節可能か
【4】材質がよいものを選ぶ
【5】愛犬の年齢も考慮して
【6】購入前にレンタルできるか確認
【7】オーダーメイドという手も

上記の7つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。ひとつずつ、解説していきます。

【1】車輪の数で選ぶ

犬用車椅子には、2輪タイプと4輪タイプがあります。足の状態によって適したものを選びましょう。それぞれの特徴について説明します。

前足は元気、後ろ足が弱くなってきたら「2輪タイプ」

歩犬舎『2輪車いす』:¥22,000 ( 2020年9月8日時点 )

出典:Amazon

犬用車椅子でスタンダードなのが2輪タイプです。加齢の場合は後ろ足から弱くなることが多いですが、加齢やヘルニアなどにより前足は元気、後ろ足が弱ってきたときに使うのが、2輪タイプの車椅子です。

後ろ足がまったく動かないワンちゃんの場合は、足を引きずってケガをしないように、足を保護するカバーやベルトなどがついているものを選びましょう。

自力で立ち上がるのが難しい場合は「4輪タイプ」

歩犬舎『4輪車いす』:¥32,000 ( 2020年9月2日時点 )

出典:Amazon

自力で立てないなど、前と後ろの足すべてが不自由になってきたら4輪タイプを選びましょう。4輪タイプは胴体を固定し体全体を支えるため、ワンちゃんへの負担がより少なく、少しの力で進むことができます。

「どうせ買うなら」とあとを考えて4輪を検討する人もいるかもしれませんが、前足は元気なのに4輪を使ってしまうと前足まで弱ってしまう可能性があります。数年後を見据えて長く使えるものを選びたいときには、2輪タイプを後から4輪に変更できるタイプもありますので、そういったタイプを選ぶといいでしょう。

ただ、4輪タイプは2輪タイプよりも高価になる場合が多いので扱いづらいことがデメリットです。

【2】機能で選ぶ

犬用車椅子には、それぞれ異なった機能やオプションがあるものがあります。愛犬の症状に合った機能やオプションがある車椅子を選びましょう。

足だけで体を支えきれないときは胴当てつきを

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出典:Amazon

胴が長く足が短いタイプのワンちゃんや、体が大きいワンちゃんは足だけで体を支えきれなくなるときがあります。そういった場合は、胴当てつきのタイプを選びましょう。

また、すべての足が弱ってしまっているワンちゃんも、胴当てがあればより体をしっかり支えてくれます。胴当てがある車椅子の場合、胴当てが排泄の邪魔にならないか、しっかり確認が必要です。

後ろ足が動かない場合は保護プレートつきを

Coco Heart『犬用車椅子』:¥44,800 ( 2020年9月8日時点 )

出典:Amazon

前足が元気でも後ろ足がほとんど動かない場合、後ろ足を置くためのプレートや、吊っておけるベルトなどが付属しているタイプを選びましょう。後ろ足を引きずったまま、元気に前足で走り回るとケガをしてしまいます。

犬用車椅子には最初から後ろ足を保護するパーツがついているタイプもありますが、しっかりした足置きがオプションで選べるものもあります。愛犬の足の状態に合ったものを選ぶようにしましょう。

【3】サイズ調節可能か

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出典:Amazon

犬用車椅子にはオーダーメイドと既製品の2タイプがありますが、いずれの場合も購入後のサイズ調節が可能なものを選びましょう。愛犬の体型は変わるので、調整ができない、あるいは調整できる部分が少ないと、後で体に合わなくなってしまうこともあります。

調整が可能な部分も車椅子によって異なるので、どの部分が調整可能かしっかり確認しましょう。

【4】材質がよいものを選ぶ

車椅子の材質についてもチェックしましょう。ワンちゃんの体に負担がかからないよう、軽くて丈夫なものを選ぶことが大切です。また、常に使うものなので、お手入れ方法も合わせてチェックしてみてくださいね。

素材は軽量なアルミがおすすめ

Coco Heart『犬用車椅子』:¥44,800 ( 2020年9月2日時点 )

出典:Amazon

ワンちゃんが軽快に歩くためにも、歩きやすく多少ぶつかっても大丈夫な「軽くて丈夫な素材」がおすすめです。具体的には、軽くて汚れが付着しにくい軽量アルミなど。汚れにくいので室内用でも使えます。

とくにシニア犬には軽さが大切になってきますが、リハビリ目的やまだまだ元気なワンちゃんであれば、軽さだけにとらわれず愛犬の状態とのバランスをみて検討するとよいでしょう。多少重くても折りたたみができるタイプやクッションが多めについたタイプ、機能的なパーツが付属しているタイプなどもあります。

体にあたる部分はクッション性があるか

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出典:楽天市場

ワンちゃんの体にあたる部分はクッション性がある車椅子を選びましょう。
車椅子は基本的に金属素材でできていますが、体にあたる部分にクッション性のあるほうがフィット感もよく、ワンちゃんも抵抗なく車椅子になじめます。

重量の軽い犬用車椅子のなかには、金属部分のほとんどがむきだしになっているものもあります。軽さだけでなく、ワンちゃんに装着したときに金属があたる部分がないか、しっかりチェックしてあげましょう。

【5】愛犬の年齢も考慮して

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犬用の車椅子は、使用する犬の年齢も考慮して選びましょう。たとえば、事故やケガで歩行が難しくなった若い成犬の場合、外でたくさん駆け回れるように耐久性が高いものを選びましょう。

反対に、シニア犬の場合は筋力が衰えてくるので、軽量性を重視して選ぶといいですよ。

【6】購入前にレンタルできるか確認

歩犬舎『4輪車いす』:¥32,000 ( 2020年9月2日時点 )

出典:Amazon

犬用車椅子は「買ってみたものの、愛犬に合わなかった」というケースもあります。そこそこお値段もするものなので、できれば購入前にレンタルできると使用感を確かめられます。

レンタルを活用すれば複数商品の使いごこちを確認し、愛犬にとってよりよい商品を選ぶことができます。気になる犬用車椅子が見つかったときは、レンタルできるか確認しましょう。

【7】オーダーメイドという手も

歩犬舎『4輪車いす』:¥32,000 ( 2020年9月2日時点 )

出典:Amazon

オーダーメイドであれば愛犬の症状や体格にぴったりの車椅子を作ってもらえます。その場合は、自分の希望を伝えるだけでなく、愛犬の症状をしっかり伝えましょう。

また、老化が進むと愛犬の体がだんだん細くなり、オーダーメイドの車椅子でも体型に合わなくなることも。タオルなどで調整することもできますが、オーダー時にのちのち調節をしてもらえるか確認をするといいでしょう。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

犬用車椅子は術後のリハビリにも

車椅子は歩行が難しくなってから使うというイメージがありますが、術後や病後のリハビリなどにも有効です。自力では歩けない場合でも、車椅子の力を借りて動けることもありますので、車椅子に乗せて少しずつでも動く訓練をしましょう。

愛犬にあった車椅子を使うことで歩行の感覚を取り戻し、自力で歩けるようになることもあります。少しずつでも愛犬と一緒に頑張ってください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)