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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
車のフロントガラスやサイドガラスなどの曇りは、「結露」と呼ばれる現象です。とくにフロントガラスが曇ると視界が悪くなり、運転に支障をきたす可能性もあります。本記事ではフロントガラスの曇り止めの選び方やおすすめ商品をご紹介しています。チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。
フロントガラスの曇り対策をしないと危険!
フロントガラスが曇っているととても不快ですよね。曇っていることで視界が悪くなり、運転に支障をきたす可能性もあります。
車で楽しくお出かけをするためにも、フロントガラスだけではなくリアガラス、運転席や助手席側のサイドガラスの曇りは早めに除去しましょう。
なぜフロントガラスは曇るのか?
フロントガラスが曇るおもな原因としては、車内の湿度が高い、内気と外気に温度差がある、ガラスが汚れている、の3つが挙げられます。
複数の人が乗車したり、濡れた荷物や傘を車内に入れたりして湿度が上がると曇りやすくなります。また、車内外で温度差が大きい場合もフロントガラス付近で空気が冷やされ、結露して曇る原因に。間接的な原因としては、ガラスが汚れていると結露しやすく曇ることがあります。
使いやすく便利なタイプをチェック!
使い方や洗浄する範囲によって選ぶべき商品は異なってきます。上の図を参考に選んでみてくださいね。
フロントガラスの曇り止めを選ぶポイント
フロントガラスが曇るおもな原因がわかったら、次は悩みを解消してくれる曇り止めの選び方を解説します。
タイプ、持続時間、付加効果、対応ガラスかどうかなどを事前に確認して、商品の購入間違いを防ぎましょう。
タイプから選ぶ
フロントガラスの曇り止めには、おもに「クロスタイプ」「シートタイプ」「スプレータイプ」の3つの種類があります。
どれもかんたんに曇り止め対策ができるので、それぞれのタイプの特徴をふまえ、あなたの使用しやすいアイテムを選びましょう。
「クロスタイプ」「シートタイプ」:サッと拭くだけでらくらく!
シートを取り出してサッと拭くだけで、すぐ曇り対策ができる「シートタイプ」。清掃効果のあるシートもあるので、曇り止め効果と同時にガラスをきれいにすることもできます。
また、布自体に曇り止めの成分が含まれている「クロスタイプ」もあります。こちらもシートタイプ同様、曇ったガラスを直接拭くだけなのでかんたんです。どちらも、車内に常備しておけば、気になるときすぐに使用できて便利です。
「スプレータイプ」:広範囲に対策をしたいなら
ガラス表面に直接吹きつけたり、布に吹きかけたりしてからサッと拭き取って曇りの対策をする「スプレータイプ」。広い範囲を処理するときに便利です。
曇り止めの効果だけではなく、視界のゆがみの原因になる油膜も取り除いてくれる製品もあり、同時にケアもできます。
持続時間も確認!
曇り止め効果の持続力は、使用状況によってもさることながら、製品によっても変わります。長いもので約2カ月ほど持続する場合があるので、購入前に確認しましょう。
もちろん、使用する車の状態や環境などによっても持続力が変わってきます。車用フロントガラスの曇り止めをダッシュボードなどに入れておくようにして、曇ったときにすぐに対応できるようにすると安心です。
フロントガラスの洗浄も同時にできると便利!
フロントガラス表面を曇り止め成分でコーティングしながら、皮脂やタバコのヤニなど曇りの原因となる汚れもきれいに落とすことができるアイテムだと便利です。
また、あらかじめガラスに塗っておけば、曇りの原因となるホコリやタバコの煙などの汚れが付着するのを防いでくれる製品もあるので、購入前に確認しましょう。
対応ガラスも確認しよう!
曇り止めは、一般的なフロントガラス対応のものやUV・IRカットコーティングガラスなどにも対応しているもの、車内専用のものなど製品によって対応するガラスが異なります。
自分の使用したい車やガラスに合わせて製品を選ぶようにすれば失敗を防げますよ。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)