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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
車載用インバーターは、車のシガーソケットやバッテリーに接続して、ノートパソコンやゲーム機、家電などを使えるようにする機器。この記事では車載用インバーターの選び方とおすすめ商品を紹介します。充電しながら使用できたり、災害や停電時に電源を確保できるものもピックアップしています。
パソコンやゲーム機、スマホの充電&使用ができる
車載用インバーターとは?
車載用インバーターとは、車のシガーソケットやバッテリーに接続することで、電流を家庭用のAC100Vに変換し、スマホや電子機器、家電を使えるようにしてくれる機器です。
簡易的なインバーターを設置することで、車を走らせながらスマホの充電ができるようになります。また、機種によってはパソコンやゲーム機の充電&使用が可能なものから、電子レンジなどの家電製品が使えるものまであり、アウトドアや緊急時に役に立ちますよ。
車載用インバーターの選び方
それでは、車載用インバーターを選ぶときのポイントを見ていきましょう。
【1】用途に合った定格出力をチェック
【2】最大出力の大きい製品を選ぶ
【3】端子の数と種類
【4】無理なく車内に入るサイズかどうか
【5】音が静かで、機器が熱くなりにくいか
上記のポイントをおさえることで、最適な車載用インバーターを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途に合った定格出力をチェック
スマホを1台だけ充電するだけなら定格出力が少なく安価な商品でも大丈夫ですが、充電しながらカーナビやオーディオ代わりに使用したり、パソコンや家電などを使用する場合は定格出力が大きめの商品を選びましょう。
また、スマホをはじめとした電子機器や家電を車内で使う場合、必ず使いたい機器の消費電力がどれくらいかを確認し、定格消費電力に余裕があるものを選ぶようにしましょう。
スマホや車内で利用するなら150Wで十分
スマホ1〜3台分の充電のみに使う場合は、定格出力が100W前後の商品で充分こと足ります。
ただし、カーナビやオーディオ代わりに頻繁に利用したり、3台以上のスマホの充電を使用する場合は最低でも150Wはほしいところです。
ノートパソコンなどの電子機器も使う場合は150W~300W
複数台のスマホやゲーム機、ノートパソコンなどの電子機器の充電&使用をするのであれば、150〜350W程度のインバーターが便利です。
ただ、パソコンの性能やモニターによっても消費電力は異なり、出力規格以上の電力を消費してしまうと自動的にインバーターが止まってしまうこともありますので注意しましょう。
アウトドアや緊急時に、家電なども使用したい場合は2000W以上を
電子レンジやテレビ、照明などの家電を車で使いたい場合は、使いたい家電にもよりますが2000W以上のものを選ぶと安心。
アウトドアやキャンプのときに使う人が多いですが、災害時で電気が使えなくなったときなどのいざというときの備えとして購入する人もいます。
(※)ポイント:家電を使うなら、正弦波であることを確認しよう
【エキスパートのコメント】
車載用インバーターで大切なのが、正弦波・矩形波の確認です。スマホやパソコンなどは矩形波でも使うことができますが、液晶TVや電子レンジ、炊飯器などは正弦波でないと使えない場合もあります。
車中泊で家電を使いたいという人は、正弦波の商品を選んだほうが無難です。
また、定格出力の確認も大切です。あまり小さなものを買ってしまうと、過電流で安全装置がすぐに落ちてしまい、車内の利便性が上がらないことにもなりかねません。
【2】最大出力の大きい製品を選ぶ
最大出力が大きいインバーターだと、保護回路が急な電力遮断を行った場合でも安心です。なお、インバーターのスペックには、最大出力・定格出力・最大瞬間出力の3種類が記載されているので、自分が使いたい機器の総消費電力と比較してから購入しましょう。
【3】端子の数と種類をチェック
インバーターによって、差し込むことができるUSB端子やコンセントの数が異なります。
複数の機器の充電&使用をする場合は、差し込むことができる端子の種類や数を確認しておかないと、あとで不便な思いをすることになります。
【4】無理なく車内に入るサイズかチェック
定格出力が小さめのインバーターの場合は手のひらサイズでコンパクトな商品が多いですが、出力規格が大きなインバーターのなかには大きくて思った以上に場所をとる商品もあります。
インバーターのサイズをチェックしつつ、車内にインバーターをおくスペースをどこにするのかを購入する前に決めておきましょう。
【5】音が静かで、機器が熱くなりにくいかチェック
ほとんどのインバーターには、使用時に熱くなりすぎないよう冷却ファンが内蔵されています。
冷却ファンが静音設計でうるさくないものを選べば、就寝時や夜間など、静かに過ごしたいときなどもファンの音が気になりません。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)