「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu」(18日〜22日 Hulu上で開催)"京楽ピクチャーズ.PRESENTSニューウェーブアワード"に、山田裕貴、奈緒、杉原輝昭(映画監督)が選ばれた。

  • 左から奈緒、山田裕貴、杉原輝昭

    左から奈緒、山田裕貴、杉原輝昭

同映画祭は北海道・夕張市にて行われる映画祭で、今年で30回目を迎える。新型コロナの影響により、18日〜22日にHulu上での初のオンライン開催となった。同賞は、輝かしい活躍を見せる俳優やクリエイターに対し「新しい波(ニューウェーブ)を起こして欲しい」という気持ちを込めて表彰するものとして設立され、今年で7回目の開催を迎える。

男優部門の受賞者・山田裕貴は、は映画『万引き家族』(18年)、『HiGH&LOW』シリーズ、NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』(19年)、舞台『終わりのない』(19年)に出演し、テレビドラマ『SEDAI WARS』『ホームルーム』では異例の2作品同時主演を務めた。好青年から不良番長と幅広い演技に挑み、今年も多数の映画出演作品を控え、映画界への貢献も大きく、今後のさらなる活躍が期待されることから受賞が決定した。

女優部門の受賞者・奈緒は日本テレビ『あなたの番です』(19年)で特異なキャラクターを演じその存在感で日本中に強い印象を残したほか、今年は映画『僕の好きな女の子』『事故物件 怖い間取り』『キスカム! Come on,kiss me again!』『みをつくし料理帖』多数の出演作品が公開するなど、近年での活躍は目覚ましく、またバラエティ番組など多方面でも活躍中。今最も注目すべき女優の一人であるとともに、さらなる活躍に期待しての受賞となった。

クリエイター部門の受賞者・杉原輝昭(映画監督)は、『仮面ライダー555(ファイズ)』(03年)から助監督を務めた後、2016年「動物戦隊ジュウオウジャー』でテレビシリーズを初監督。その後『仮面ライダーゼロワン』TVシリーズメイン監督、『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(19)監督と新元号第一弾の仮面ライダーを担う。そして、シリーズのフィナーレを飾る監督作『劇場版 仮面ライダーゼロワン』(20)を制作中。これまでに縦横無尽に動き回る360度カメラを使用した斬新な演出、そして2019年の『仮面ライダーゼロワン』では、令和最初のライダーとして注目を集める中、AIをテーマに取り入れ、人類と人工知能との対決においてリアリティある演出を行った。特撮というジャンルの中にあって新たな演出へのチャレンジにあふれており、これからの活躍に大いに期待がもてることから今回の受賞となった。

受賞者3名は、18日に行われるイベントに参加することが決定。当日本人たちが直接喜びを語る。

山田裕貴 コメント

自分で言っちゃいますが、オープニングセレモニー表彰式の9月18日は誕生日です。しかも三十路になります。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にはご縁がありまして、誕生日プレゼントかと思ったら運営の方も知らなかったみたいで、正々堂々選ばれたんだと喜んでいます(笑)。素敵なプレゼント。素敵な30代のスタートをありがとうございます。俳優としても、人間としても、楽しみながら、これからも素敵な作品を手を取り合って作っていけたらと思います。

奈緒 コメント

この度は希望ある賞を頂き、とても光栄な気持ちです。今まで出会った沢山の素敵な仲間と作品と共に、これからも新しくおもしろい大きな波を起こしていけるよう、一歩一歩あゆんでいきたいと思います。

杉原輝昭監督 コメント

この度は、「ニューウェーブアワード」と言う輝かしい賞を頂き、大変光栄に思います。まさかこのような賞を頂けるとは思っていなかったので、驚きと感謝でいっぱいです。勿論、この度の受賞は僕個人の力だけではなく、常日頃から僕の我儘に付き合ってくれているキャスト、スタッフ皆んなの力あってのものだと思っています。この受賞に甘える事なく、更なる映像表現を磨くため精進して参ります。