東日本旅客鉄道(JR東日本)は、携帯電話で交通系ICカード「Suica」を使用できるサービス「モバイルSuica」の会員数が1,000万人を突破したと発表した。2006年1月のサービス開始から14年8カ月での快挙となる。
モバイルSuicaは、スマートフォンなどのモバイルデバイスで交通系IC「Suica」を利用できるサービス。入金や定期券、グリーン券の購入も行える他、店舗での支払いなどにも利用可能。会員数が500万人を突破するまで約11年、そこからわずか約3年で1,000万人にたどり着いたことから、会員数の伸びが大きく加速したとしている。
2006年1月のサービス開始当初はフィーチャーフォン向けに提供を開始。2011年にAndroid搭載デバイスに対応し、2016年にApple PayでのSuicaサービスに対応。2018年にはGoogle Payでも使用できるようになり、2019年から鉄道利用でJRE POINTが貯まるサービスを開始した他、2020年5月には楽天ペイでもSuicaサービスに対応した。
1,000万人突破に伴い、参加条件を満たして応募した3,900人に抽選で、オリジナルエコバッグをプレゼントする謝恩キャンペーンを実施する。キャンペーン期間は9月20日から10月31日まで。「定期券購入」「Suicaグリーン券購入」「チャージ残高でJR東日本の路線を1回以上利用」「500円以上の買い物を1回以上利用」の条件のうち、いずれか1つ満たすことで応募可能。Garmin Pay、Mizuho Suica、Suicaアプリ未登録のApple Payは対象外となる。
キャンペーン参加にはエントリーが必要。9月20日に開設予定の専用特設サイトで情報が公開される。