テレビ朝日ほかで放送中のTVアニメ『クレヨンしんちゃん』の10月3日(土)の放送回から、ケツメイシの歌う「スーパースター」が新主題歌として登場することが決定した。
「ぶりぶり~」とお尻をふる“ケツだけ星人”が得意なしんのすけと、ケツメイシの豪華“おケツコラボ”が実現するのは、16年に公開された『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の主題歌「友よ~この先もずっと…」以来となる。
このほど、しんのすけがケツメイシのもとを訪問。4年ぶりとなる再会をはたし、楽しいひとときを過ごした。
●4年ぶりの再会で見せたしんのすけのニクい“心遣い”にメンバーも大喜び
訪問当日、しんのすけが現れると、ケツメイシのメンバーは「おお!」と思わず声に出し、4年ぶり2度目となるコラボに「本当にありがたいことだね」としみじみ。今回はケツメイシとしんのすけがそろって「スーパースター」の聴きどころをアピールする動画を撮影した。
普段は大歓声の中でパフォーマンスする“スーパースター”のケツメイシだが、この日の大蔵は決められたセリフを言うところで、「こういうの慣れていなくて」と緊張している様子を見せる場面も。そんな大蔵に対してしんのすけは、思わず緊張が解けるようなゆる~いリアクションで応援する。しんのすけのユニークな動きに、ケツメイシのメンバーもリラックスした表情を浮かべ、撮影終盤にはアドリブセリフが飛び出したり、しんのすけとともに、お尻を突き出すポーズでは全員が同じ向きにするかしないか、アイデアを出し合ったりと和やかな雰囲気に包まれた。
MC担当のRYOは途中からしんのすけを“しんさま”と呼ぶように。というのも、しんのすけが履いている下着のパンツに、“スーパースター”と書かれたアップリケが貼られているのを見つけたため……!「さりげない心遣いがうれしいですね。僕らも学ばないと」と語り、メンバーも「しんちゃんじゃなくて、“しんさま”と呼びたいね(笑)」と盛り上がっていた。
この模様は9月19日(土)のクレヨンしんちゃんで放送。そして、「スーパースター」は、2020年11月4日(水)にCDリリースが決定し、番組では10月3日(土)の放送回から登場する。
●クレヨンしんちゃん×ケツメイシ、に加えて、視聴者も出演者に!?
新主題歌「スーパースター」は、ケツメイシのメンバーでMCの大蔵いわく「一人ひとりに光る個性があって、みんながスーパースターになれるんだよ」というメッセージが込められた、まさに『クレヨンしんちゃん』の世界にぴったりな楽曲。そんなポジティブなナンバーが流れるオープニングでは、新しい試みがスタートする。
その名もずばり、「君もスーパースターだゾ」という企画。視聴者から顔写真を募集し、その写真が毎週オープニングの一部で流れることに……!クレヨンしんちゃん×ケツメイシと、これだけでも楽しみな組み合わせに加え、視聴者にも参加してもらうことで、スペシャルな新オープニングが完成する。写真募集詳細は番組サイトにて。
●ケツメイシのコメント
――しんのすけと再会した感想は?
RYOJI「こんな風に2回もタッグを組めるなんてなかなかないこと。うれしいですね」
RYO「“しんさま”のおかげでこうして主題歌をまた歌うことができました」
大蔵「まさにしんさま、さまさまですね(笑)」
――ケツメイシの皆さんが思う、『クレヨンしんちゃん』の魅力とは?
RYOJI「子どもだけでなく、大人の女性にもファンが多いと聞いたことがあります」
大蔵「映画はただおもしろいとか笑えるとかだけでなく、感動するという意見もよく聞きますよね」
DJ KOHNO「僕らが子どもの頃って、いまより外で遊べる場所があったんです。それに悪いことや危ないことをしたら、知らないおじさんでも怒ってくれました。『クレヨンしんちゃん』の中には、そういう古き良き時代がまだ残っていて、見ているとホッとします」
――前回、「映画 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」の主題歌を担当した際、どんな反響がありましたか?
大蔵「ライブに家族連れで来てくださるファンの方も増えていて、『友よ~この先もずっと…』を歌うと、子どもたちが盛り上がってくれるんです。一緒に踊ってくれる姿を見ると、うれしくなります。これも“しんさま効果”ですね(笑)」
――4年ぶりに主題歌を依頼されての感想は?
RYOJI「もっとさわやかなアーティストのほうがいいんじゃないですか?(笑)」
大蔵「僕たちでいいんですか?と思いましたけど、ありがたいの一言です。広く僕らの曲を聴いてもらえる機会を与えてもらって、感謝しています」
DJ KOHNO「僕ら、フレッシュさが足りないから、『クレヨンしんちゃん』の主題歌を担当することで、ちょっとはキラキラできるといいですね(笑)」
――「クレヨンしんちゃん」のしんのすけは“嵐を呼ぶ5歳児”ですが、ご自身の子ども時代と共通するところはありますか?
RYOJI「きれいなお姉さんが好き…だったような気もします(笑)」
大蔵「幼稚園の美人先生にときめいていたかも。それで必要以上に先生にまとわりついていましたね(笑)」
RYO「僕が5歳のときって、全然周りが見えてなかったと思います。しんさまは意外と冷静に周囲のことを見ているからすごいですよ」
――『クレヨンしんちゃん』の世界の中で気になるキャラクターは?
DJ KOHNO「しんちゃんのお父さん、ひろしが好きです。いじられながらも家族に愛されていて、理想の父親像だと思います」
RYOJI「ひろしさんはいいね。映画だと、断トツ格好良くなる。そのギャップもいいですよね」
RYO「お母さんのみさえもいいです。それにシロやひまわりも。野原家はみんないいかも(笑)」
大蔵「ボーちゃんが好きです。あのボーとした感じを見ているだけで和みます。それなのに、映画だとびっくりするような活躍を見せるときがあって、そのギャップもいいんですよ」
――映画版に続いて主題歌を担当ということで、アニメへのゲスト出演を期待してもいいでしょうか?
RYO「そんなことがあったら、しんさまに失礼がないよう、まず床屋で髪を切ります」
大蔵「それ、画面に映らないよ(笑)。いや~、さっきの動画撮影も緊張しましたが、かなり特訓してからじゃないとダメでしょうね」
RYO「“しん親分”に迷惑はかけられないからね」
RYOJI「しんさまから、呼び方がついにしん親分になった(笑)」
――改めて新主題歌「スーパースター」に込めた思いを聞かせてください
大蔵「この曲のために作ったダンスもあるので、子どもたちに踊ってもらいたいです。もちろん、お父さん、お母さんも一緒に。家族で踊ってもらえたらさらにうれしいです。番組を見ている子どもたちはきっと個性豊かだと思うんです。絵がうまい子もいれば、足が速い子もいるでしょう。活躍できる場所はどんな子にもあります。好きなことをやり続けてほしいし、そんな君こそスーパースターだと思い、僕らもこの曲を歌っていきます」
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK