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【この記事のエキスパート】
フィットネストレーナー講師:曽谷 英之
神戸大学大学院で運動障害論を学び、ロサンゼルスでの筋肉留学を経てパーソナルトレーナー活動を始めました。
ロジカルで分かりやすい指導がトレーニング初心者の方にご好評をいただき、パーソナルトレーニングマッチングサイト 「MY TRAINERS(マイトレーナーズ)」の2018年度人気No.1トレーナーになりました。
現在は、フィットネストレーナーを「一家に一台」提供するために、トレーナースクール「MY TRAINERSアカデミー」の講師を担当しています。
カヌーやボートを漕ぐ動きで全身が鍛えられるローイングマシン。エニタイムなどのジムに通うことなく自宅で手軽にトレーニングをすることができます。この記事では、ローイングマシンの選び方のポイントとダイエット用の手軽なマシンから本格トレーニングができるものまでおすすめの商品を紹介します。
ローイングマシンとは?
ローイングマシンとは、カヌーやボートを漕ぐ動きを再現することで、全身の筋肉を鍛え有酸素運動ができるマシンのことです。
ダイエットはもちろん背中や体幹も鍛えられ、腰痛改善の効果も期待できますよ。ただし、使い方によっては腰痛を悪化させることもあるため、正しい姿勢や負荷でおこなうことが大切です。
油圧式・磁気抵抗型・空気抵抗型・水抵抗型の4種類
ローイングマシンの選び方
ここからは、ローイングマシンを選ぶポイントをご紹介します。
ローイングのタイプ、折りたたみ式かどうか、モニター表示の有無、安全性など選び方をご紹介。どれも大切なポイントですので、しっかりチェックしてくださいね。
油圧式・マグネット式・フライホール式・水圧式
タイプで選ぶ
まずはローイングマシンのタイプとそれぞれの特徴についてご紹介していきます。
手動で細かく負荷調節が可能
油圧式
油圧式は、使用する人のコンディションやレベルに合わせて負荷を細かく調節することができます。機能がシンプルでリーズナブルなことから、一般家庭用に向いています。
静音性が高い
磁気抵抗式(マグネット式)
大広(ダイコー)『ローイングマシン マグネット式(DK-7107A)』
磁気抵抗式(マグネット式)のローイングマシンは、磁気抵抗を利用したブレーキシステムにより、トレーニング時に気になる動作音が静かで、滑らかな操作ができるのが特徴です。集合住宅でも使用できるでしょう。
ただし、油圧式よりは大きいサイズのものが多く、価格も高い傾向があるため、自宅にスペースがあるかなど事前に確認が必要です。
本格的なトレーニングマシン
空気抵抗式(フライホール式)
空気抵抗式(フライホール式)のローイングマシンは、プロのアスリートがボートを漕ぐ筋肉を鍛えるために使用する本格的なトレーニングマシンです。
しかし、集合住宅で使用するにはやや大型で動作音も大きいため、ご家庭用として使用するには、ある程度の広さと周囲の環境を気にする必要があります。また、多くのモデルが高額になります。
ボートを漕ぐ感覚に最も近い
水抵抗式(水圧式)
水抵抗式(水圧式)のローイングマシンは、タンク内に入った水の水圧を利用することで、ボートに乗ってオールを漕ぐ状態に最も近い感覚を得ることができます。その分、上半身・下半身の全身トレーニングに最適なタイプといえるでしょう。
ただし、サイズと音が大きく、また、価格も高いため集合住宅では厳しく、事前に使用環境の確認が必要となります。
消費カロリー表示でモチベーションを高める
「モニター搭載」のものを選ぶ
自宅に限らず、トレーイング中は単調な動作が続くため、長時間のトレーニングほどモチベーションのキープが難しくなるものです。そこで、モニター表示が可能なタイプであれば、リアルタイムで消費カロリーや回数などを確認することができるためモチベーションを維持することができます。
収納しやすい
「折りたたみ式」のものを選ぶ
ノルディックトラック『RW900 Rower』
スペースを取られがちなローイングマシンですが、折りたたみ式なら運動後にたたんでしまえば生活の邪魔になりません。
また折りたたみ式でなくても、マシンを縦に収納できるものも。キャスターつきであれば力がなくても移動できるので、女性でも楽に収納することができますよ。
マットや滑り止めで安定感アップ
「安全性」が高いものを選ぶ
激しい運動をするローイングマシンは、安全性が考慮されているかどうかも大切なポイントです。床との接地面に滑り止めがついているか、必ず確認しましょう。
もし滑り止めがない場合は、床のキズ防止や騒音対策も兼ねて、専用のマットを購入してから使用してくださいね。またペダルに固定ストラップがあれば、足をふみ外してケガをすることを防げるので安全です。
データ管理も簡単にできる
「スマホアプリと連動」できるものを選ぶ
fitbill『f.Row ローイングマシン ボート漕ぎ運動器具』
専用アプリに対応したモデルであれば、回数や時間といった日々のトレーニング実績を記録し、データ化することができます。また、アプリによってはトレーニングメニューを提案してくれるなど毎日のトレーニングのサポートもしてくれます。
高負荷にも対応
「負荷を調整」できるものを選ぶ
本格的なトレーニングを求める方にとって、低価格モデルでは負荷が不十分な場合があります。高負荷を求めるのであれば、マグネット式やフライホイール式の高価格帯モデルがおすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)