画面左上の「青い矢印」とは、青地に矢印が描かれたアイコンのことですね? このエリアは、プライバシーに関わる情報を用いるアプリが存在する場合、それをユーザに警告する意味でアイコンの表示に使われるのです。ほかにも、内蔵マイクを使用するアプリがあるときは、赤地にマイクが描かれたアイコンを表示してユーザに注意を促します。
その青地に矢印が描かれたアイコンは、位置情報を参照しているアプリがあることを意味します。ルート案内機能を備えるマップアプリのほか、現実世界での移動を仮想マップに反映させて楽しむ位置情報ゲームを起動していると、このアイコンが画面左上に表示されます。
しかし、以前は表示されていなかったのに、あるときから表示されるようになってしまった、というケースもありえます。それはおそらく、「"◯◯◯"は過去◯日間に渡って位置情報をバックグラウンドで◯◯回利用しました。バックグラウンドでの位置情報の利用を許可したままにしますか?」という警告ダイアログに原因があります。
青地に矢印が描かれたアイコンは、位置情報の利用を「(アプリの)使用中のみ許可」に設定しているとき表示されます。一方、「常に許可」に設定している場合は、ステータスバーに矢印は表示されるものの、青地にはなりません。つまり、青地に矢印が描かれたアイコンが表示されるようになってしまった理由は、従来アプリに対し位置情報の利用を「常に許可」にしていたところ、前述した警告ダイアログが現れたとき「使用中のみ許可」に設定を変えてしまったためです。
といいうことは、位置情報の利用に関する設定を元に戻せば、青地に矢印が描かれたアイコンの問題は解決します。『設定』→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「対象アプリ」の順に画面を開き、「このAppの使用中のみ許可」を「常に」に変更しましょう。これで、そのアプリを起動しているとき青地に矢印が描かれたアイコンが表示されることはなくなります。