キングソフトは9月4日、総合オフィスソフト「WPS Office」のメジャーアップデート版である「WPS Office 2」を発売した。POSA版を全国の主要家電量販店店頭、 DVD-ROM版を家電量販店ECサイトならびに他主要ECサイトにて取り扱う。価格はStandard Edition(POSA版、DVD-ROM版)が5,173円(税別)など。
「WPS Office」は、見た目や操作性がMicrosoft Officeと近い、低価格な総合オフィスソフト。1つのライセンスでPC(Windows)、スマートフォン、タブレット(Android、 iOS)で利用できる「マルチデバイス」に対応する。
今回リリースの「WPS Office 2」では、「オールインワンモード機能」を新搭載した。これまでの「WPS Office」は、Writer(文書作成)、Presentation(スライド作成)、Spreadsheets(表計算)の各ソフトがそれぞれ独立したウインドウで起動していたが、オールインワンモード機能を使うと3つのソフトを1つのウインドウ(タブ別)で開ける。異なる形式のファイルを1つのウインドウにタブ表示することで、ウインドウを切り替えることなく作業できるという。
また、これまでのWriter(文書作成)、Presentation(スライド作成)、Spreadsheets(表計算)の各機能に加え、新たにPDFファイルが閲覧できるPDFビューワーソフト「WPS PDF」を搭載した。さらに、図形の頂点を編集する機能を追加し、ベジェ曲線を利用した図形編集が可能となっている。
このほか、11書体(29種類)の基本フォントに加え、Gold Editionで特別テーマフォントを12書体(3テーマ:「筆」「手書き」「ユニバーサルデザイン(オリジナル)」)搭載した。
動作環境は、OSがWindows10 / 8.1(32bit/64bit共通、Windows 10Sモードは非対応)。CPUが1GHz以上、メモリが2GB以上。HDD空き容量は最低1.5GB以上(推奨4GB以上)。
税別価格は、「Personal Edition」(DVD-ROM版のみ、Presentation機能が非搭載)が3,809円(税別)、「Academic Edition」(POSA版のみ)が4,264円、Standard Edition(POSA版、DVD-ROM版)が5,173円、「Gold Edition」(POSA版、DVD-ROM版)が6,718円。
なお、30日間無料で利用できる体験版も用意されている。