クロス・マーケティングは9月4日、「ワーケーションに関する調査」の結果を発表した。調査は8月24日~25日、全国の20歳~69歳の就業者(指定職業・職種を除く)4,342名を対象にインターネットで行われた。
ワーケーションの認知度を調べたところ、「ワーケーションという言葉を知らない」という人は27.6%となり、7割超が認知していることが明らかに。しかしながら、ワーケーションを実際に行ったことがある人の割合は7.4%、導入している企業の割合は10.2%と、いずれも1割程度にとどまった。
また、ワーケーションの利用意向を聞くと、23.2%が「(やや)行いたい」と回答。ワーケーションに期待することは、オフィスや日常生活から離れることで「精神的な余裕が得られる」(43.1%)、「ストレスから解放される」(42.3%)、「業務に集中できる」(32.6%)が上位に。そのほか、業務以外では「観光ができる」(42.9%)や「休暇が取得しやすい」(37.8%)、「新しい価値観や文化に触れられる」(31.6%)といったメリットがあがった。
続いて、ワーケーションを自分自身が行う場合の懸念点を聞いたところ、「仕事と休暇のメリハリがつけにくいこと」(37.6%)が最も多く、次いで「費用がかかる」(25.3%)、「仕事の関係者から理解が得にくい」(19.0%)という結果に。
一方、組織からは、「生産性の低下」(22.2%)や「情報漏洩」(21.1%)に懸念の声があがった。