ペットメディカルサポートはこのほど、『犬と猫の「通院」「入院」「手術」の日数と費用に関する調査』の結果を発表した。同調査は2019年1月4日~12月27日、同社のペット保険契約者で調査日数に保険金請求を行った5万5,332人を対象に実施した。

  • 犬と猫の通院に関する平均請求費用(円)

今回、同社ペット保険「PS保険」の契約者が、2019年の1年間に、保険金請求した通院、入院、手術について、それぞれの日数・回数と金額を集計し、平均値を算出した。

保険金請求した通院日数の平均を犬と猫で比較すると、犬は2.8日、猫は2.6日と犬のほうがわずかに長く、全体では2.8日という結果になった。通院費の総額は、猫が2万1,000円で、犬が2万6,000円、全体では2万6,000円だった。また、通院一日あたりで見ると、犬は9,000円で猫は8,000円となっている。

品種分類別で見ると、通院日数が最も長いのは中型犬の3.1日で、大型犬と小型犬がそれぞれ2.8日、猫は最も短く2.6日だった。通院費の総額では、大型犬が最も多く3万1,000円、次いで中型犬が3万円、小型犬2万5,000円、猫2万1,000円だった。

通院一日あたりで見ると、大型犬の1万1,000円が最も高く、順に中型犬1万円、小型犬9,000円となった。猫は最も安く8,000円となっている。

  • 品種分類の通院に関する平均請求費用(円)

保険金請求した入院日数の平均を犬と猫で比較すると、犬は3.9日、猫は4.5日と猫のほうが長く、全体では4.0日だった。

入院費の総額では、犬が7万2,000円で、猫が7万7,000円、全体では7万2,000円だった。しかし、入院一日あたりで見ると、犬は1万8,000円で猫は1万7,000円となっている。犬が猫を上回っているのは、猫の入院日数が犬よりも長いことが影響しているという。

  • 犬と猫の入院に関する平均請求費用(円)

品種分類別でみると、入院日数最も長いのは猫で、次いで中型犬の4.1日間、小型犬と大型犬が3.9日間の順だった。入院費の総額では、大型犬が最も多く8万9,000円、続いて中型犬が7万9,000円で、猫が7万7,000円、小型犬が6万9,000円となっている。猫の入院費の総額は中型犬に迫り、小型犬よりも8,000円ほど高かった。

入院一日あたりで見ると、大型犬の2万3,000円が最も高く、中型犬1万9,000円、小型犬1万8,000円となり、猫が1万7,000円だった。

  • 品種分類の入院に関する平均請求費用(円)

保険金請求した手術回数の平均は、犬は1.2回、猫は1.1回だった。全体では1.2回という結果となっている。

手術費の総額では、猫が6万3,000円、犬が8万1,000円、全体では8万円だった。また、手術一回あたりで見ると、猫は6万円、犬は6万5,000円だった。

  • 犬と猫の手術に関する平均請求費用(円)

品種分類別で見ると、手術回数が最も多いのは中型犬の1.3回で、次いで小型犬、大型犬が共に1.2回だった。手術費の総額では、大型犬が最も多く10万3,000円、続いて中型犬が8万9,000円で、小型犬が7万8,000円、猫が6万3,000円という順になっている。

一回あたりの平均手術費で見ると、大型犬が最も高く8万4,000円、次いで中型犬が6万9,000円、小型犬が6万4,000円、猫が6万円となった。手術費の総額と同じ順位だが、大型犬の一回あたりの平均手術費は4種の中で突出して高額だった。

  • 品種分別の手術に関する平均請求費用(円)