東京メトロはこのほど、MaaS機能を実装したスマートフォン用アプリ「東京メトロmy!アプリ」をリリースした。従来の東京メトロアプリを段階的にリニューアルし、リアルタイムな運行情報や列車走行位置がよりわかりやすくなるようにデザインを刷新した。

  • 「東京メトロmy!アプリ」サービスイメージ

「東京メトロmy!アプリ」では、大都市型MaaSとして同社が推進する「my! 東京MaaS」の取り組みの第一歩として、鉄道・バス・タクシー・シェアサイクルを含む出発地から目的地までの経路検索にも新たに対応する。タクシーアプリ「JapanTaxi」「S.RIDE 」、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」「bike share service」と連携し、経路検索の結果を引き継いで各アプリを起動するなど、出発地から目的地までのスムーズな移動の実現をめざす。

アプリを通じて、列車内や駅改札口における「混雑見える化」の取組みも拡大。これまで一部区間と駅の混雑状況を公式サイトに掲載していたが、今後は東京メトロ全9路線の全区間において、列車内混雑状況と同社管理駅全駅の改札口混雑状況がアプリで確認できるようになる。

  • 「東京メトロmy!アプリ」経路検索画面イメージ

アプリの利用料金は無料。iOS 12.0以降、AndroidOS 6.0以降の端末に対応する。なお、今回公開する「東京メトロmy!アプリ」と既存の「東京メトロアプリ」は当面、並行して稼働するため、両方とも利用可能。時期は未定だが、並行期間が終わり次第、「東京メトロアプリ」を上書きする形で両アプリを統合する予定としており、「既存の東京メトロアプリは引き続き削除しないようにお願いいたします」と呼びかけている。