JR九州は今年10月から運行開始する「36ぷらす3」の車内で販売する商品の概要を発表。「走る九州」を体現する場として、ビュッフェの販売メニューに九州各地のおすすめ商品をそろえるという。
九州各県の日本酒・焼酎・クラフトビール・ワインなど、博多に本店を置く住吉酒販のセレクトで販売するほか、九州産のジュースや客室乗務員おすすめのブレンドコーヒーも販売。軽食は、金曜日ルートの大隅大川原駅でのおもてなしを担当する「たか森カフェ」(鹿児島県曽於市)オリジナルの「黒いチキンカレー」を用意する。
車内で楽しむおつまみやスイーツも、佐賀県「ナカシマファーム」のチーズ、鹿児島県「ふくどめ小牧場」のソフトサラミ、福岡県「オーフィルドゥジュール」の人気スイーツといった九州の名店・名産の味をそろえる。
その他、手吹き工法で作ったグラスや五島列島の椿を使った箸、手すき和紙による一筆箋など、九州各地の職人が丁寧な手仕事で生み出す品々も販売。「36ぷらす3」のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏による列車オリジナルグッズとして、キーホルダー、手ぬぐい、風呂敷なども用意する。車内で専用の手紙セットを購入して思い出などを記入し、投函すると乗車の1年後に自分に届く「未来への手紙」サービスも実施する。