8月30日に最終回を迎えた特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日)のヒロイン・イズ役で注目を集めた“のあにゃん”こと鶴嶋乃愛。女性ファッション誌『Popteen』の専属モデルとして2016年6月号より活躍し、今年7月31日発売の9月号をもって同誌を卒業した。新たなスタートを切った鶴嶋にインタビューし、『Popteen』での思い出や自身の成長、今後の活動について話を聞いた。
――『Popteen』を卒業されましたが、今の心境をお聞かせください。
約4年間『Popteen』にいたので、寂しい気持ちももちろんありますが、『Popteen』でやれることを全部やり切ったという思いが強いので、『Popteen』で学んだたくさんのことを生かして頑張っていきたいと思っています。
――特に印象に残っている『Popteen』での思い出を教えてください。
思い出はすごくあります! 『Popteen』の手売りをしたり、すっぴんでアジ釣りをしたり、キャンプをしたり、いろいろなバトルをしたり、ほかの雑誌では経験できないようなことをたくさんやらせていただきました。そのときは過酷だなと思いましたが、もう二度とそういうことはできないんだろうなと思うと、ちょっと寂しくなります。
――鍛えられましたか?
相当鍛えられました(笑)
――一番過酷だった撮影は何でしょうか?
アジ釣りですね。日が照っている中、ひたすらアジを待つという。初めて釣りに挑戦したんですけど、途中、眠くなってしまって寝ていました(笑)。私は一番釣れませんでしたが、楽しかったです。
――この4年間でどのように成長できたと感じていますか?
お仕事の基本的なことはもちろん、どのお仕事にも通用する気持ちの持ち方、メンタル面がすごく鍛えられました。また、自分のことは自分が一番信じてあげないといけない、自分が一番理解してあげないといけないということも学びました。
――自分としっかり向き合われてきたんですね。
自分のことについて考える時間がすごく増えました。『Popteen』では自己プロデュースが重要視され、「自分の個性って何だろう」と悩んだ時期もあったので、その分、自分が自分のことを理解して、やりたいことを積極的に言うようにしていました。自分からアピールしないと伝わらないというのは、『Popteen』で学びました。
――模索していく中で見つけた“自分らしさ”を教えください。
『Popteen』在籍中に、メイクの仕方やファッションなど、3、4回くらい変わり、それを経て今があります。またこれからも変わっていくと思います。
――今はすっかり、黒髪ロング&前髪パッツンがトレードマークですよね。
そうですね。高校1、2年生のときは明るめの茶髪だったので、自分のやりたいことが徐々に見つかっていったという感じです。
――このスタイルが似合うなと、ビビッときた瞬間があったのでしょうか。
以前は前髪を薄くしていたんです。シースルーバングが流行っていて、雑誌の企画とかでもシースルーバングが多くなってきたときに、私も前髪を薄くして。でも、自分としては前髪を多くしたくなり、周りがやっていないことをやるのは勇気がいるし、似合うか心配もありましたが、いざ前髪を増やしてそれを貫いたら、「今のほうがいい」とか「すごくよくなったね」と言ってもらえて、自分のやりたいことを信じてやり続けることは大事なんだなと思いましたし、自信につながりました!
――これからも黒髪ロング&前髪パッツンは続けていこうと思っていますか?
お仕事で何かない限りは続けたいなと思っています!
――美容に関して日々気をつけていることも教えてください。
あんまり思いつめすぎると逆にダメになってしまうので、程よく自分を甘やかすというのを大事にしています。私は食べられないものが多く、偏食ですが、食べられるものが少ないからこそ、食べたいものがあったら量を調節して食べるとか、やりたいことは全部するようにしています。肌や髪は日々の積み重ねが大事だと思いますが、特に私は髪の毛が長くて傷みやすいので、月に何回かサロンに行くようにしています。