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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。
音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。
現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。
正確な音程を目で確認できるチューナー。サックスの演奏もチューナーを使ってチューニングをすれば、きれいな音色が出せるようになります。この記事では、おすすめのサックスチューナーと選び方を紹介します。記事後半には、大手通販サイトの売れ筋ランキングも掲載しています。
サックスチューナーの選び方
それでは、サックスチューナーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】目盛りに純正律の印があると響きがきれいに
【2】用途に適したタイプを選ぶ
【3】搭載機能もチェックしておこう
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】目盛りに純正律の印があると響きがきれいに
メーターの左右にある「三角印」は、純正律の三度の目安です。三和音の第三音を合わせるときには、「純正律」を基準にしたチューニングをしないと音がきれいに響きません。
たとえば、ハ長調の主和音Cは、基音の「ド」を目盛りの中央、第3音の「ミ」を目盛り左側の三角印に合わせると心地よい和音になります。イ短調の主和音Aなら、基音の「ラ」を中央、第3音の「ド」を右側の三角印に合わせます。
【2】用途に適したタイプを選ぶ
サックスチューナーには「置くタイプ」と「クリップ式」があるので、用途に合わせてどちらかのタイプを選びましょう。
▼目盛りが見やすい「置くタイプ」
置くタイプのチューナーはサイズが大きめなので、目盛りが見やすいというメリットがあります。大きな画面がついているタイプを選べば、視認性がさらに高まるでしょう。
ひとりで静かに練習したいときなどにも、単体で使える置くタイプのチューナーが役立ちます。サックスを演奏するなら、ひとつは置くタイプを持っておきたいところです。
▼場所をとらない「クリップタイプ」
クリップ式のチューナーは、サックスに取りつけて使うこともできます。サイズがコンパクトなので、基本的な機能に限られる商品も多いですが、いつでも手軽に使えるというメリットがあります。
チューニングの精度はじゅうぶんなので、機能がシンプルでもチューニングができればいいという方は、クリップタイプをチェックしてみましょう。
【3】搭載機能もチェックしておこう
チューニング以外のいろいろな機能も確認しておきましょう。
▼個人の練習には「メトロノーム機能」が便利
サックスチューナーのなかには、メトロノーム機能が搭載されているものもあります。楽曲の練習にはメトロノームが欠かせないので、購入する前にメトロノーム機能の有無をチェックしておくといいでしょう。
チューナーとは別にメトロノームを購入するのが面倒という方も、メトロノーム機能があるかどうかを確認してみてください。
▼正しい音を確認できる「サウンドバック機能」
楽器でチューニングしたい音を鳴らすと、チューナーが正しい音を鳴らして返してくれるのが「サウンドバック機能」です。
演奏本番になったら音程が変わっていた、というときなどには周りの音を聴きながら音を合わせるテクニックも必要になります。サウンドバック機能を使っていれば、聴いただけで音を合わせる技術が身につくようになるでしょう。
元大手楽器メーカー勤務のエキスパートがアドバイス
チューナーは視認性の高いものがおすすめ
【エキスパートのコメント】
音合わせは、どのような楽器においても難しいです。しかし、何度も繰り返しているうち音感が養われ、直感的に高低がわかるようになっていきます。
これからサックスチューナーを選ぶなら、視認性の高いものがおすすめ。どの程度の誤差があるのかが確認しやすくなります。個人練習用ならメトロノーム搭載型も便利。音感とともにリズム感も養いましょう。