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【この記事のエキスパート】
一般社団法人Share the Happiness代表理事：酒匂 優海
日本では数少ないトレーナーとトリマーの二足の草鞋を履き、高齢犬のトリミングなどを積極的に行う。
また出張という飼い主さんとの近い関係性から病気予防や異変の早期発見、飼い主さんの悩み等、多方面から総合的なサポートをして、現在までに２万頭以上の犬と関わる。
「南極物語」「ハチ公物語」等日本の殆どの犬を題材とした映画のドッグトレーナー（宮 忠臣）を叔父に持ち幼い頃から犬と共に育つ。
元警視庁女性警察官。日本動物専門学校、専門学校日本動物21で専任講師を経て出張トリミング&トレーニング「犬のMIRAI」（現Treasure）を起業。
保護支援活動やセミナー、ライター活動も精力的に行なっている。
トイプードルのふわふわでくるんとカールした毛並みを保つには、良質なたんぱく質を食事から補う必要があります。本記事ではプロに話をうかがい、トイプードルに合うドッグフードの選び方とおすすめ商品をご紹介。食べてくれない・食べムラがあるときの対処法も解説しています。
食いつきのいい餌は？
トイプードル向けドッグフードの選び方
日々の活動量や体質にもよりますが、トイプードルが抱えやすいトラブルのケアができる商品を選んであげましょう。必要な栄養をしっかり摂りながらカロリーコントロールをすることで、肥満や病気のリスクを軽減できます。
トイプードル向けドッグフード選びのポイントは、以下の6点です。
●良質なたんぱく質で低脂肪・低カロリーのもの
●健康な皮膚と被毛を保つ成分が入っているもの
●消化のよいもの
●アレルゲンや添加物が入っていないもの
●関節をサポートする成分の有無
●品質と価格のバランス
上記ポイントをしっかりチェックしながら、愛犬にぴったりのフード選びをしましょう。
良質なたんぱく質で低脂肪・低カロリーなものを選ぶ
もともと狩猟犬であることもあり、トイプードルは筋肉質な犬種です。健康的な体を維持するためには、良質なたんぱく質が豊富に含まれていて、低脂肪・低カロリーが理想。肥満を予防することにもつながります。
商品の原材料は、含まれている量が多い順に記載されています。原材料をチェックして、肉や魚が主原料のものを選びましょう。
健康な皮膚と被毛を保つ成分が入っているものを選ぶ
ぬいぐるみのようなふわふわした毛並みは、トイプードルのトレードマーク。毛並みの美しさを維持するには、すこやかな皮膚をキープすることが大切です。
脂肪酸が不足すると皮膚の状態が悪くなり、乾燥や炎症を引き起こすことも。しっかりと摂取するためにも、オメガ6脂肪酸やオメガ3脂肪酸が必要量入っている商品を選んで、良い皮膚状態や美しい毛艶を維持するようにしましょう。
消化のよいものを選ぶ
脂肪が少なく、新鮮な肉や魚が多めに使われていて、消化を助ける酵素や乳酸菌などがきちんと配合されているものがよいでしょう。脂肪分や分解しにくいたんぱく質が多く使われているフードは、内臓にも負担がかかり犬も疲れやすくなります。
また、グルテンフリーや低温でじっくり加工されているものなども、消化しやすくお腹にやさしいです。
涙やけ対策にも！
アレルゲンや添加物が入っていないものを選ぶ
トイプードルに限らず、犬の食物アレルギーには注意が必要です。愛犬がアレルギーを持っている場合は、対象のアレルゲンが入っていないかチェックしてください。
とくにアレルギーが分からない場合でも、自然素材由来のものや添加物を極力抑えたフードなど、体にやさしいドッグフードを選ぶようにするといいですね。
また、トイプードルに多い「涙やけ」はさまざまな原因が考えられますが、アレルゲンや添加物などが体に溜まることで、発症しているケースもあります。
関節をサポートする成分が入っているものを選ぶ
トイプードルは体質上、関節のトラブルを起こしやすい犬種でもあります。症状によっては動物病院で診てもらう必要がありますが、食事から関節によいとされるものを摂取することで思わぬトラブルを防ぐことができるでしょう。
関節によいとされているグルコサミンやコンドロイチンが豊富に含まれているフードを選ぶようにしましょう。
コスパも大事！ 1日のフード代もチェック
品質と価格のバランスをチェック
トイプードル成犬の餌の量は1日約70～120gといわれます。約2kgあたり1,000円台で買えるリーズナブルタイプから、3,000円以上する無添加などのプレミアフードまで、幅広いラインアップがあります。
毎日与える食事は、コスト面も大きく家計に影響します。品質と価格のバランスを考えて選びましょう。
選び方のポイントはここまで！ では実際にエキスパートが選んだ商品は……（続きはこちら）
