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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター:加治佐 由香里
日本フードコーディネーター協会常任理事。
2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。
商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。
新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。
ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。
フードコーディネーター/だしソムリエ協会認定講師の加治佐由香里さんへの取材をもとに、だし用昆布の選び方とおすすめ商品をご紹介します。種類や産地についても解説しました。通販サイトの最新人気ランキングのリンクもあります。
種類ごとの特徴、サイズと値段、保存のしやすさをチェック
だし用昆布の選び方
さまざまな種類があるだし用昆布。作る料理によって使い分けてみましょう。
ポイントは下記の5つ。
【1】昆布の種類と特徴を知ろう
【2】等級や天然・養殖・促成栽培かも確認を
【3】サイズと値段をチェック!
【4】チャックつき袋なら保存に便利
【5】種類ごとの特徴を知って用途に合わせて選択しよう
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
真昆布や利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布など
【1】昆布の種類と特徴を知ろう
だし(出汁)用に使う昆布にはさまざまな種類があります。種類によって味わいも違ってくるので、まずはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
クセのないうま味!
代表的な「真昆布」
真昆布は肉厚で幅の広い見た目が特徴。室蘭から函館沿岸の道南地区が産地です。上品で甘味のある澄んだだしがとれるので、日本料理店や料亭などでも使用されています。
クセがなく料理を選ばないので、どれにしようか迷ったらこちらを選ぶと失敗が少ないでしょう。
香り高く透明
澄んだ「利尻昆布」
利尻島、礼文島など道北で採れる利尻昆布は、透明で風味のよいだしがとれます。おもにだし昆布として京料理や関西風のお吸いもの、湯豆腐などに使われています。甘みよりは塩みのほうがやや強く、素材の味を引き立てる料理への使用に向いています。
希少な高級昆布だし
濃厚なコク「羅臼昆布」
深くて濃いコクと香り、そして旨味が強い黄色味を帯びただしがとれるのが羅臼産。知床半島の南側にしか生息しておらず、高級だしとして使用される希少な昆布です。濃厚な昆布の香りを味わいたい方は、ぜひ煮ものなどに使用してみてください。
煮物の具材にもおすすめ
やわらかい「日高昆布」
日高昆布は関東でよく使われる昆布で、三石(みついし)昆布とも呼ばれます。昆布自体は色が濃くやわらかいので、だし用としてはもちろんそのまま煮て食べることも。佃煮昆布やおでんなどの煮物に使用されることが多いです。
関東風のだしをとりたい方、料理の一品としても幅広く活用したい方に向いています。
こだわり派は…
【2】等級や天然・養殖・促成栽培かも確認を
日本の昆布の約90%が北海道産で、残りの10%は青森・岩手・宮城の三陸海岸産と言われています。上記でご紹介した昆布もほとんどが北海道産のものですが、同じ産地のなかでも天然か養殖かでその味わいは異なり、浜による格差や、品質による等級差があります。
たとえば利尻昆布は、利尻島で採れたものが希少価値が高く、ほかの地域で採れるものより甘みやコクが強いため、高級品として扱われています。価格が高いものはそのぶん品質が高いため、購入の際は目安にするといいでしょう。
サイズと値段をチェック! 「わけあり」商品はコスパ優秀
【3】お試しには「少量」、コスパ重視なら「大容量」がおすすめ
だし用昆布をはじめて使う方や、いろいろな種類を少しずつ試してみたいという方には少量パックのものが向いているでしょう。一方、日常的に昆布だしを使ってだしをとる方は味にはこだわりたいものの、コストはなるべくおさえたいもの。そんなときは大容量パックのものを選んでみてください。
また、形がいびつだったり割れていたりする「わけあり」商品もあります。だしの味にはさほど差がなく、お得にだし用昆布を買うことができますよ。
湿気は大敵! 長持ちさせよう
【4】チャックつき袋なら保存に便利
だし用昆布は乾物なので、湿気は大敵。保存状態がよくないと、味や品質は落ちてしまいます。少量ずつ使っても、チャック付きなら密封して保存できるので昆布の鮮度を保ちやすいです。
チャックがついていないものを購入する場合は、しっかりと密封できるクリップなどで留めておくといいでしょう。
昆布は「食べる」楽しみも!
【5】種類ごとの特徴を知って用途に合わせて選択しよう
【エキスパートのコメント】
だし用昆布には4種類の昆布が使われます。特徴を知ったうえで用途に応じて選びましょう。
透明で上品なだしがとれる真昆布はお吸いものに向いています。鍋ものや煮ものなど幅広い料理に使えるのは利尻昆布と羅臼昆布。利尻のだしは香り高くやや塩気があり、羅臼は濃厚でコク深いだしがとれます。
日高昆布は火通りが早くやわらかいので、だし用だけでなく「食べる昆布」にも適しています。料理初心者には安価で使いやすい日高昆布がおすすめです。