ミュージカル『新テニスの王子様』、及びミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンの上演決定が4日、明らかになった。
1999年から2008年3月まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』(通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』は、今年で18年目を迎える。通算公演数は1800回超え、累計動員数290万人を突破し、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。
舞台化不可能と思われたテニスの試合をピンスポット照明と打球音の融合、プロジェクションマッピングなどの巧みな映像を用いて表現。完成度の高い斬新な振付、セリフを基に作られたシンプルで心に刺さる歌詞、キャッチーでつい口ずさみたくなる楽曲、それぞれが絶妙に 組み合わさることによって、舞台上で『テニスの王子様』の世界を忠実に再現した。
この度明らかになったのは、 2009年3月より『ジャンプSQ.』(集英社刊)にて連載中の『新テニスの王子様』ミュージカル化。物語は、越前リョーマが全国中学生テニストーナメント全国大会を終え、秋に始まったU-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に特別参加を許された青学の仲間たちやかつてのライバルたち、そして強者揃いの高校生たちと競い合う姿を描いていく。テニプリ以上に舞台化が困難と思われるより迫力を増すテニスのプレーがどのように舞台上で再現されるのか。
さらに、ミュージカル『テニスの王子様』は4thシーズンに突入。1stシーズン(2003年4月~2010年5月)、2ndシーズン(2010年8月~2014年11月)、3rdシーズン(2014年11月〜)と進化し続けてきた『テニミュ』が、新たなシーズンを迎える。
出演キャストは舞台経験の有無に関わらず「原作のキャラクターに近いかどうか」を第一とし、オーディションによって選出される。公演を重ねるごとに成長していく姿は、試合を重ねて成長していく登場人物そのものと話題に。同作がデビュー作となる新人も多く、「若手俳優の登竜門」とも呼ばれ、1stシーズン~3rdシーズンの17年間で300名を超えるキャストを輩出し、テニミュを卒業したキャストたちは、ミュージカルのみならず、ストレートプレイや映像作品など、多岐にわたって華々しく活躍している。この度、テニミュの新たな歴史の幕が開くこととなった。