9月4日の今日、全面開業する神田スクエア(東京・神田錦町)。その一角に、話題のパン専門店「ポワン・エ・リーニュ」の2号店がオープンする。

2007年、新丸ビル内に店舗を出して以降、伊勢丹新宿店フードコレクション12年連続1位、4年連続食べログ100名店にランクインするなど、パン専門店の中でも高い評価を得ている同店。2号店では、ここでしか食べられない新商品や、アフタヌーンティーが楽しめるという。

  • アフタヌーンティーセット(1人2,200円)

卵を使わない、香り立つパンの魅力を神田錦町へ

フランス語で「点と線」をあらわす「ポワン・エ・リーニュ」。東京から世界へ、MADE IN TOKYOのおいしさを発信したい、そんな願いを込めてオープンした同店は、軽くてもなお芳醇なテイストと香りを持つ、完全オリジナルのパンが魅力のパン専門店。

保存料・添加物はもちろん、雑味の原因にもなる卵も一切使用しないというこだわりぶりで、日本の風土や湿度に合った独自の製法で焼き上げているという。

1号店をオープンしてから13年、さまざまな地域から出店の誘いがあったなかで、2号店の場に選んだのは、古き良き伝統と新たな文化が共存しながら発展する街・神田錦町。オフィスワーカーはさることながら、近隣で暮らしている人も多く、"100年愛されるパン屋を目指す"という思いと地域性が合致し、出店を決めたそうだ。

  • レンガやアンティーク調のデザインが印象的な飲食スペース。ゆっくりくつろげそう

店舗内は食物販スペースを東洋のイメージ、飲食スペースを西洋のイメージと2つに分けており、長時間いてもずっと楽しめる、唯一無二の空間が演出されている。

新商品や限定メニューのアフタヌーンティーを味わって

そんな優雅な空間で味わえるのは、この店舗でしか購入できない限定のパンやデリ、スイーツなど。

やわらかい生地にマスカルポーネと塩つぶあんを焼かずに入れることで、フレッシュなあんの味わいが楽しめる「アリコ」(280円)や、古代小麦「スペルト小麦」を使った素朴な食パン「アンシャン」(380円)など、素材の味わいを生かした商品が目立つ。

  • 左から、「アリコ」(280円)、「アンシャン」(380円)

サンドイッチやランチセットなど、デリとパンを掛け合わせた繊細な味わいのメニューも魅力的だ。

  • 「竹炭パンとさつま純然鶏のカスクート」(680円)。竹炭を使用した黒いパン生地にさつま純然鶏をアクセントに、クリームチーズと焦がし味噌を挟んだサンドイッチ

加えて注目したいのが、同店では初となる「アフタヌーンティーセット」(1人2,200円)。パンのスイーツだけでなく、豚肉とパイナップルにハラペーニョを合わせたトルティーヤなど、多彩な味わいが2皿に凝縮されており、とても2,200円とは思えない完成度の高いセットとなっている。

  • アフタヌーンティーセット、ポワンエリーニュのパンを使ったパンスイーツは上段に

新型コロナウイルスの影響もあり、テラス席が豊富に用意されていたのも印象的。パンに合う料理やスペシャリテコーヒー、ソムリエ厳選のワインも楽しめるそうなので、さまざまなシーンで活用してみては?

  • 気分の上がるピンクの袋でお土産にも

●Information
ポワン・エ・リーニュ 神田スクエア店
住所: 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 1F
営業時間: 平日 8:00-19:00(レストラン ラストオーダー 18:30)
土日祝 9:00-19:00(レストラン ラストオーダー 18:30)