中国のスマートフォンメーカーであるZTEの傘下でゲーミングスマートフォンを開発するNubia Technologiesは、リフレッシュレート144Hzのディスプレイを搭載したゲーミングスマホ「RedMagic 5S」を発売しました。8月26日からプリオーダーとなっていた製品で、正式に9月3日(日本時間)から発売となりました。価格は579ドルからで、同社グローバルサイトでのオンライン販売のみとなっています。
RedMagic 5Sは、アクティブマトリクス式の有機ELディスプレイである6.65インチAMOLED ESportsを搭載したスマートフォン。リフレッシュレートは世界最速(Nubia Technologies調べ)という144Hzで、Real Racing 3やDead Trigger 2といった144fpsのゲームも滑らかに表示できるとしています。ディスプレイの解像度は2,340×1,080ドットのFHD+、タッチサンプリングレートは240Hzとなっています。
SoCにはクアルコムのSnapdragon 865 Plus 5Gを採用し、SAとNSAという5Gのデュアルモードに対応。「世界主要地域での通信をサポートする」としており、対応バンドはn41とn78となっています。メモリはLPDDR5 8GBまたは12GB、ストレージはUFS3.1 128または256GBで、上位モデルは649ドルとなっています。
基本的に、ここまでは既存モデルのRedMagic 5と性能は同等ですが、より安価に仕上げたといえる製品です。機能が強化されたのは冷却性能。
ターボファン4.0と水冷システム「ICE 4.0」によって、高い冷却性能を実現したそうで、ターボファンの回転数は最大15,000RPMと従来より回転数を抑えつつ、45%の性能向上となったとしています。また、新たに追加された別売の「Ice Dock」を装着することで、冷却性能はさらに向上。テストプレイでは7.3℃減の冷却効果を確認したそうです。
横持ちしてゲーム機のコントローラーのように本体を持ったとき、人差し指がくる位置にリフレッシュレート320Hzのショルダートリガーボタンを配置。ゲームコントロールをより快適に行えます。
2つのステレオスピーカー、DTS:X Ultra対応による7.1chのサラウンド、音に合わせてバイブする4D Shockといったサウンド面でも充実。ゲームごとにパフォーマンスをコントロールするといった機能を持つ「Game Space 2.1」も搭載しています。
カメラはトリプル仕様です。メインカメラには、有効画素数が6,400万画素のソニー製IMX686センサーを採用。Hynix製センサーを採用した800万画素の超広角カメラはレンズの画角が120度と、広々した景色を撮影できます。さらに、OmniVisionセンサーを採用した200万画素のマクロズームカメラも備えています。
高性能ながら安価になり、さらにコストパフォーマンスが向上したRedMagic 5S。販売はオンラインのみですが、米国や欧州、アジア圏に加え、日本も販売地域となっています。
- OS:Android 10
- 本体サイズ:78×168.56×9.75mm
- 重さ:220g
- カラー:Sonic Silver、Pulse
- ディスプレイ:6.65インチ
- 解像度:2,340×1,080ドット
- CPU:Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform(2.84GHz×1基+2.4GHz×3基+1.8GHz×4基)
- メモリ:8GB、12GB
- ストレージ:128GB、256GB
- 外部ストレージ:-
- バッテリー容量:4,500mAh
- インタフェース:USB Type-C
- Wi-Fi:IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n(2.4GHz・5GHz)
- Bluetooth:5.1
- SIMカード:nano SIM×2
- NFC:○
- アウトカメラ:6400万画素・800万画素・200万画素
- インカメラ:800万画素
- 通信機能
- 5G:n41 / n78
- FDD LTE:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B20 / B12 / B17 / B18 / B19 / B26
- TD LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41
- WCDMA:B1 / 2 / 4 / 5 / 8 / 19