アップルが9月2日に提供開始した「iOS 13.7」では、アプリ不要の「新型コロナ接触確認」ソリューションをサポートしているが、厚生労働省は引き続き接触確認アプリ「COCOA」を利用するよう、公式Twitterアカウント(@MHLWitter)で呼びかけている。
iOS 13.7では、アップルとグーグルが開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の「Exposure Notification Express」に対応。公衆衛生機関による接触確認アプリがなくても接触通知を受け取れる仕組みで、アプリ開発の負担をなくし、より多くの国・地域で新型コロナウイルス接触通知を利用できるようにするソリューションとして提供されている。
ただし、日本国内で接触通知を受け取るためには、iOS 13.7にアップデートしても引き続き接触確認アプリが必要。厚生労働省はTwitterで「(iOS 13.7の)設定画面に『接触通知』という項目が表示されるが、OSのみで接触通知機能を使えるようになったわけではない」としており、COCOAを利用しているユーザーはアンインストールせずそのまま利用するよう呼びかけている。
【iOS13.7でも接触通知機能の利用にはCOCOAが必要です】
— 厚生労働省 (@MHLWitter) September 3, 2020
iPhoneの最新OS「iOS13.7」では、接触確認アプリをインストールしていなくても、設定画面に「接触通知」という項目が表示されますが、OSのみで接触通知機能を使えるようになったわけではありません。(1/2)#接触確認アプリ#COCOA
日本で新型コロナウイルス感染症に陽性と診断された方との接触通知を受け取るためには、iOS13.7でも接触確認アプリが必要です。既にご利用の方はアンインストールせずにご利用ください。またインストールされていない方は、ご自身と大切な方、地域と社会を守るため、インストールをお願いします。(2/2) pic.twitter.com/Crix3y7jLF
— 厚生労働省 (@MHLWitter) September 3, 2020