「ツナグ働き方研究所」は9月2日、「2020年アルバイト採用ブランド力調査」の結果を発表した。それによると、コロナ禍のアルバイト探しのキーワードは「安全」「近場」「短時間」であり、こうした就業意識がランキングにも反映されたという。
採用ブランドランキング、1位「ダイソー」
2020年のアルバイト採用ブランドランキング1位は「ダイソー」(昨年2位)。同調査では、「コロナ禍により『通いやすさ』への重視度が高まったことが大きく影響している」と分析。店舗数を7位の「セリア」と比較すると、ダイソー3,493店、セリア1,679店(2020年2月時点)と倍以上の差があり、「安全に通える身近な職場」としてダイソーに軍配が上がったと推測している。
以下、2位「無印良品」(昨年4位)、3位「東京ディズニーリゾート」(同7位)、4位「セブン-イレブン」(同11位)、5位「イオン」(同3位)、6位「ユニクロ」(同5位)、7位「セリア」(同1位)、8位「ローソン」(同14位)、9位「ファミリーマート」、10位「マクドナルド」(同10位)の順となった。
昨年トップ10圏外だったコンビニ業界は、3大ブランドがトップ10内に復活。「安全」のスコアは他の小売業より相対的に低い傾向にあるものの、コロナ禍により重要度が高まった「近場」「短時間」で高スコアをマークした。一方、スーパーとドラッグストア業界はランクダウン。「殺気だったお客さんからのクレームが恐い」「レジなど密になりやすくて不安」など、緊急事態宣言時の買占め報道が影響したとみられる声が寄せられた。
調査期間は2020年6月24日~7月2日、調査対象は業種を問わずパート・アルバイトとして求職経験が2年以内ある16~69歳の求職者・現就業者、有効回答は1,000人。