仕事帰りに1杯はいつだって至福のひととき。安くておいしい魚料理が食べられると人気の「鮨・酒・肴 杉玉」では、創業3周年を記念して「杉玉 創業祭」を期間限定で開催している。
杉玉は、2017年8月に兵庫・西宮に1号店をオープン。今回訪れた神保町は2号店で、オフィス街という立地から仕事帰りのサラリーマンが多く訪れるそうだ。一見よくある居酒屋のようだが、実は回転寿司で有名なスシローグループが運営している大衆寿司居酒屋。スシローらしく魚ネタを多く取り扱い、価格は299~399円がメインというコスパの良さが特長的。
今回は創業3周年ということで、「本鮪の大とろ」が破格の99円で提供される。120kg以上の大型本鮪を使用しているそうで、なかなか口にできない逸品だ。
脂乗りがよくツヤツヤとした身は、きれいなピンク色。口に入れると溶けるようになくなってしまった。9月2日から4日までの特別なメニューで、期間中は何個注文してもOK。この機会に本格的な大とろをじっくりと味わっておきたい。
魚をとことん楽しむメニューも
期間限定メニューは他にも、周年祭らしく豪華なメニューが登場する。最もインパクトがあったのは「海鮮やりすぎのっけ寿司」(999円)。いくらやかにのほぐし身がこれでもかとのっけられ、かなりボリューミーな見た目をしている。
たっぷりとのっけられた海鮮の下には、サーモン、いか、えび、ねぎまぐろのお寿司が隠れている。盛りだくさん過ぎてお行儀よく食べるのは難しかった。ここは思い切って食べるのがよさそうだ。
九州のネタを集めた「九州刺身盛り合わせ」(1人前399円/2人前799円)は、一皿でひらまさ、トロあじ、剣先いか、いさきが一度に味わえる。ひらまさは、ぶりの仲間の高級魚。さっぱりとしながら、上品な甘さもあるあじわいだった。
そしてこの九州の魚に合うのは、同じ九州のお酒。ここでは福岡の「田中六十五」(半合/499円)をチョイス。クセがなくすっきりとした味わいで飲みやすく、少し甘みを感じる口当たり。どんな料理にも合うが、魚をつまみにするのも最高だった。
天然本鮪から少ししか取れない希少部位「八の身」を贅沢に味わえる「八の身寿司合盛り」は、299円で提供。八の身とは鮪の頭部分の肉のことで、脂が乗ったコクと甘みが強い部位。生のまま、焦がし醤油、たたきの3種類の食べ比べができる。ねっとりとコクがあるうまみがたまらない一皿だ。
数が少ないため、時間帯によっては売り切れてしまうこともあるそう。お店についたらまずチェックしてみることをおすすめしたい。
低価格ながら逸品の魚料理が多くそろう杉玉。「ねぎまぐろとオリーブオイルの素敵過ぎる出逢い。」など、個性的な名前のメニューもあり、遊び心を感じられるお店だった。3周年とあって気合いの入ったメニューが並ぶ。この機会に訪れてみてはいかがだろうか。
※価格は全て税別
●information
鮨・酒・肴 杉玉 神保町
住所 : 東京都千代田区神田神保町1-2-9
営業時間 : 11 : 30 ~ 14 : 30 / 17 : 00 ~ 23 : 30
定休日 : 土・日・祝