レノボ・ジャパンは9月1日、CPUとグラフィックスを自由に組み合わせて構成できる17.3型モバイルワークステーション「ThinkPad P17」と、15.6型モバイルワークステーション「ThinkPad P15」を発表した。「ThinkPad P17」は9月1日に発売し、価格は344,000円から(税別)。「ThinkPad P15」は8月25日から既に発売しており、価格は297,000円から(税別)。
ThinkPad P17
「ThinkPad P17」は、「ThinkPad P73」の後継機種となるモバイルワークステーション。CPUはIntel Xeon Wからから第10世代 Intel Core i5 Hまで、グラフィックスはNVIDIA Quadro RTX 5000からNVIDIA Quadro T1000まで自由に組み合わせて構成できる。
ディスプレイは17.3型の4K UHD IPS液晶(3,840×2160ドット)、または17.3型のフルHD IPS液晶(1,920×1,080ドット)のどちらかを選択可能。4K UHDモデルは、Adobe RGB 100%の色域とDolby Vision HDRに対応し、工場出荷時のパネルの発色に戻したり、好みのカラープロファイルに切り替えたりできるX-Rite Pantone ファクトリー・カラー・キャリブレーションが利用できる。
また、CPUとグラフィックの処理能力を最大化するウルトラパフォーマンスモードを搭載する。メモリはECC、Non-ECCともに最大128GBまで搭載でき、オプションでLTEに対応する。
選択できるCPUは、Intel Xeon W/ Intel Core i9 H / Intel Core i7 H / Intel Core i5 H。
選択できるメモリは最大128GB(Xeon搭載モデルはECCメモリ搭載可)、ストレージは最大4TB(2TB M.2 SSD×2)。
選択できるグラフィックスは、NVIDIA Quadro RTX 5000 / RTX 4000 / RTX 3000 / T2000 / T1000。
選択できるOSは、Windows 10 Home (64bit) / Windows 10 Pro(64bit) / Windows 10 Pro for Workstations(64bit)。
バッテリー駆動時間は最大約16.6時間。本体サイズはW416×D281×H25~33.25mm、重さは約3.5kg。価格は344,000円から(税別)。なお、NVIDIA Quadro RTX 5000、RTX 4000、RTX 3000を選択した場合は月12日出荷開始予定となる。
ThinkPad P15
「ThinkPad P15」も用途に合わせてCPUとグラフィックを自由に組み合わせられるモバイルワークステーションで、「ThinkPad P53」の後継機種となる。
ディスプレイは15.6型の4K UHD OLED(有機EL)、15.6型 UHD IPS液晶、15.6型 FHD IPS液晶のいずれかを選択でき、4K UHD OLEDモデルはマルチタッチに対応するほか、X-Rite Pantone ファクトリー・カラー・キャリブレーションにより、工場出荷時の発色に戻したり好みのカラープロファイルに切り替えたりできる。
メモリはECC、Non-ECCともに最大128GBまで、ストレージは4TB SSDまで搭載可能。CPUとGPUの処理能力を高めるウルトラパフォーマンスモードにも対応。LTEをサポートする。
選択できるCPUやメモリ、ストレージ、グラフィックス、OSは17.3型モデルと同等。ディスプレイは15.3型 UHD OLED タッチ対応 / 15.6型 UHD IPS液晶 / 15.6型 FHD IPS液晶が選択できる。
バッテリー駆動時間は最大約17.4時間。本体サイズはW375.4×D252.3×H24.5~31.45mm、重さは約2.74kg。価格は297,000円から(税別)。なお、NVIDIA Quadro RTX 5000、RTX 4000、RTX 3000を選択した場合は9月12日出荷開始予定。