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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。
音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。
現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。
マイクと機器をつなぐマイク用XLRケーブルは、ノイズを抑えてよりクリアな音質を実現できるアイテムです。また逆に、長くなりすぎるとノイズの原因になることもあります。この記事では、マイク用XLRケーブルの選び方とをおすすめ商品を紹介します。
端子・長さ・素材
マイク用XLRケーブルの選び方
まずはマイク用XLRケーブルの選び方をチェックしていきましょう。ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務の山野辺祥子さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのマイク用XLRケーブルを選ぶために参考にしてみてくださいね。
必要になる端子の形状を調べておく
マイク用XLRケーブルにはいくつかの端子があり、マイクによって使用できる端子が異なります。そこで、マイクのタイプに合わせて、必要になる端子の形状を調べておきましょう。
「XLRオス-XLRメス」タイプのケーブルを買おう!
コンデンサマイクの場合
スタジオなどで録音するときに見かけるコンデンサマイクを使用する場合、両方の端子にXLR端子が使われているケーブルが必要です。これは、コンデンサマイクの録音時により多くの電力が必要となるからです。
しっかりと必要な電力をマイクへ供給するためにも、「XLRオス-XLRメス」タイプのケーブルを購入しましょう。
他の機材に合わせて端子を選ぼう!
ダイナミックマイクの場合
一般的なイメージにしたいマイクである、ダイナミックマイクは外部電力が必要ないものが多いです。そのため、ケーブルが必須になりづらく、ケーブルを使う場合にはミキサーやインターフェイスなど他の機材に合わせて端子を選ぶようにしましょう。
さまざまな機器を使う予定がある場合には、1種類に絞らず複数本所持しておき、いざというときに困らないようにしておくのがおすすめです。
ケーブルは長くなるほどノイズが入る!
必要な分の長さにとどめておく
マイクケーブルの長さは余裕があるほど、使いやすいと考えてしまいがちです。しかし、ケーブルが長くなるほどノイズが入りやすくなってしまい、音質低下を招く原因になってしまいます。
そこで、あらかじめ必要になる長さを計測しておき、本当に必要な長さにとどめておきましょう。ステージやスタジオなどで場所が変わる場合は、場所に合わせた長さを用意しておくのもよいでしょう。
OFC(無酸素銅)や銀製ケーブルがおすすめ!
音質にこだわるならケーブルの素材にも注目
音を伝えるケーブルの素材は、音質にこだわる人なら忘れずに注目しておきたいポイント。OFC(無酸素銅)や銀で作られたケーブルは、ノイズなどが出にくいことが知られており、音質向上を目指すならこれらを素材にしたケーブルを手に入れましょう。
ただ、素材にこだわるほど価格も高額になってしまうので、ケーブルにかける予算を前もって考えておくのがおすすめです。
プラグの性能次第で音質も向上!
プラグ部分のメーカーも重要なポイント
マイクや機器と接続するプラグ部分。実は、ケーブルが切り売りされていることによって使われるプラグのメーカーが異なることがあり、プラグの性能によっては音質が上がることもあります。
そのため、プラグのメーカーなどもきちんとチェックしておくことが大切。ケーブルとプラグのメーカーが同じであるとは限らないので、きちんと確かめておきましょう。
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務がアドバイス
質のよいケーブルを使って音質を向上させよう
【エキスパートのコメント】
高性能のマイクを用意しても使うケーブルによって音が左右されてしまう……。音響機材選びの難しいところであり、奥深い部分です。
おすすめのケーブルはノイズなどをクリアにしてくれ、イメージどおりの音質が手に入るもの。また、つなぐ先にあるマイク入力端子の形状も忘れずに確認して購入することが大切です。レビューなどを参考に素材の違うものを選び、使い分けるのもいいですね。