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【この記事のエキスパート】
自転車整備士:椿 直之
大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。
現在は独立して自転車店を経営している。
大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。
特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。
長距離ツーリングや重たいものを運ぶときに便利な自転車アイテムといえばリアキャリアです。後付けで取り付けることが可能ですが、クロスバイクやランドナーなど自転車の種類によって選ぶ商品も変わってきます。この記事では、自転車リアキャリアの選び方とおすすめを紹介します。
安定性・耐荷重・適応するもので
自転車リアキャリアの選び方
まずは自転車リアキャリアの選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりの自転車リアキャリアを選ぶために参考にしてみてくださいね。
適応サイズを確認する
自転車リアキャリアは、自転車のサイズによって取り付けられない製品もありますので注意が必要です。自転車のタイヤの大きさによって、シートからリアエンドまでの長さが異なるため、対応している自転車リアキャリアを選ぶ必要があります。
たとえば、27インチのMTBには取り付けられる商品が、20インチのミニベロには取り付けられない、ということもあります。まずは自転車のタイヤの大きさを確認しましょう。
耐久性を確認する
リアキャリアはその素材によって、重量や耐久性が変わってきます。アルミ製は軽く快適に自転車に乗ることができるというメリットがある反面、耐久性は劣ります。
スチール(鉄)製は頑丈で耐久性がある反面、重いことがデメリットです。ただし、重さが気にならなければ安定感もあるので荷物を載せる台としてはぴったりです。
耐荷重に注目する
リアキャリアの耐荷重も選ぶうえでの重要な要素です。長距離の輪行であれば、どうしても荷物は多くなり重くなりがちです。
リアキャリアは、商品によって耐荷重もさまざまあり、5kgまでの軽いものを載せる程度の性能しかないものから、最大50kgまで耐えられるようなものがあるなど、差はかなりありますので、注意して選ぶ必要があります。
安定性に着目する
リアキャリアの安定性を重視したいということであれば、天板の幅にも着目してみましょう。荷物が多い場合や安定感に不安がある場合は、幅が広いタイプがいいでしょう。
幅が広いタイプは荷物を載せると左右にしなりやすくなる、という特徴があるので注意が必要です。また耐荷重とのバランスもありますので、気をつけてください。
取り付け方法で選ぶ
自転車リアキャリアの取り付け方法には、大きく分けて3種類の方法があります。それぞれの特徴を確認してみましょう。
シートポストに固定する
GORIX『シートポスト固定式キャリア(KW-671)』:¥2,300 ( 2020年8月18日時点 )
シートポストに固定するタイプのリアキャリアは、取り付けがかんたんなことが特徴です。あまり取り付けに慣れていない初心者の方や、装着に時間をかけたくないような方にぴったりです。外すのもかんたんなので、リアキャリアを交換するときもらくにできます。
荷台サイズは小さいものが多いので、小さめの荷物を積んで出かける、という用途に適しています。
ダボやリアエンドに固定する
IBERA PakRak『ツーリングバイクキャリアプラス+(IB-RA5)』:¥4,799 ( 2020年8月18日時点 )
自転車リアキャリアに重い荷物を載せたい、というときはダボ・リアエンド固定型を選ぶといいでしょう。荷物は15kg前後まで載せることができ、荷台の重心も低いので安定感もあります。
なお、シートステーとリアエンドにダボ穴がないと、取り付けができないので注意が必要です。またディスクブレーキがついている自転車は、専用のキャリアを選ぶようにしましょう。
バンドで固定する
Ancheer『リアキャリア』:¥2,680 ( 2020年8月18日時点 )
設置にダボ穴が必要ない自転車リアキャリアがバンド固定型です。シートステイにバンドで止め、リアエンドはダボで止めるタイプや、ダボを使わずにどちらもバンドで止めるタイプなど、種類はいくつかありますが、取り付けはかんたんです。
種類によって耐荷重もさまざまですが、安定性にすぐれ多少重いものも載せることができます。
パニアバッグが取り付けられるかチェック
自転車リアキャリアに取り付ける、サイドバックやパニアバッグが取り付けられると、たくさんの荷物を積み込むことができます。パニアバッグは天板に載せるように固定しますが、専用のリアキャリアでなければ使うことができないので注意しましょう。
大きな荷物や積載量を増やしたいと考えている人は、ぜひ選ぶ際のポイントにしてみてください。
自転車整備士がアドバイス
自転車本体側の耐久性にも注意!
【エキスパートのコメント】
キャリアの商品説明に耐荷重~kgまで、と表示されているとは思いますが、それを過信しすぎるのは禁物です。
クロモリ製のランドナーやMTBのように重い荷物も積載できるように設計されたフレームを持つバイクもあれば、積載するのに適していないカーボンフレームのロードバイクもあります。
キャリアを選択する前に、自転車の取り扱い説明書をしっかり確認しておく必要があります。