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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。
音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。
現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。
この記事では、ステージ上でトランペットを立たせておける「トランペットスタンド」の選び方とおすすめ商品を紹介します。K&Mやハーキュレスといった人気ブランドの製品や、入手しやすい安い製品などをピックアップ。持ち運びやすさ、傷の付きにくさなども考慮に入れましょう。
安定感・演奏スタイルなど
トランペットスタンドの選び方
まずはトランペットスタンドの選び方をチェックしていきましょう。元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんのアドバイスも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
安定感で選ぶ
トランペットスタンドは大切なトランペットを倒さないためのアイテムです。安定感を確認しましょう。
脚が長く本数が多いと安定感が増す
HERCULES(ハーキュレス)TravLite『トランペット/コルネット スタンド(DS410B)』
トランペットスタンドは脚の本数が多いタイプほど安定感が増します。グラつきが心配な人はスタンドの脚が5本あるタイプを選ぶようにしましょう。さらに脚が長めのデザインなら、より安定感が上がります。
ただし、脚の本数が多かったり脚が長かったりするとその分重量も増えます。持ち運びすることが多いなら、トランペットスタンドの重量も確認してください。
ある程度重量のあるものがおすすめ
重量670g。しっかりとした重量感で支えてくれるハーキュレス『スタンド トランペット/コルネット用(DS510BB)』。
ある程度重さがあるトランペットスタンドは、多少の衝撃でもグラつかずにトランペットを守ってくれます。重いタイプのアイテムは300gを超えるものが多いです。この重量を起点にして選んでもいいでしょう。
しかし、自宅だけではなくステージをまわって演奏する人にとっては、重さが原因で持ち運びに負担を感じるケースも。トランペット本体、ケースなどほかの商品も含めた重量を計算して選んでください。
演奏スタイルに合わせる
違うトランペットを使い分けたり立って演奏したりする人もいるでしょう。自分の演奏スタイルに合わせるのもポイントです。
複数のトランペットを使う人
HERCULES スタンド 2トランペット/コルネット&フリューゲルホルン用 DS513BB
トランペットはB♭やC、E♭/D……など数多くの種類にわかれます。吹奏楽やオーケストラ、ポップス、ジャズなど幅広いジャンルで使われるのはB♭トランペットです。オーケストラなどのソロ演奏では華やかなCトランペットが用いられます。そのため、ひとつのステージで複数のトランペットを使いわける演奏者も。
トランペットやほかの楽器を使いわけて演奏することが多い人は、複数の楽器を一度に立たせることができるスタンドを探しましょう。
立って演奏する人
HERCULES(ハーキュレス)『スタンド トランペット/コルネット用(DS510BB)』
ステージによってはトランペット奏者が立って演奏することがあります。しかし、一般的にトランペットスタンドは低い高さでつくられているため、立って演奏する場合には扱いづらいことも。しゃがんで置いたり取ったりする必要があるので、体に負担をかけてしまいます。
立って演奏する人は高さが調整できるトランペットスタンドを探してみましょう。ただし、高さを上げてしまうと安定性が減る場合もあるので、口コミなども確認して使い勝手を判断してください。
ベルに収納できるタイプ
K&M(ケーアンドエム)『トランペット用スタンド(152/1)』
トランペットスタンドのなかには、ベルのなかに入れてそのまま持ち運べるタイプがあります。日常的にトランペットスタンドを使うことが多いなら、収納できるタイプを選びましょう。収納タイプならベルのなかに入れた状態でトランペットケースに収めることが可能です。
しかし、ベルのなかに入れたままだとトランペットの材質をキズつけるおそれも。トランペットの素材がゴム製のタイプやフェルトパッドを採用している商品を購入しましょう。
元大手楽器メーカー店員からのアドバイス
トランペットスタンドは安定感のあるものを選ぼう
【エキスパートのコメント】
持ち替えや出番の合間に使うことが多くなるトランペットスタンド。大切な楽器が倒れないように、安定感のあるもの、楽器内部がキズつかないものを選ぶのがおすすめです。習いはじめのころは椅子のうえに置きたくなることもありますが、コロンとしらない間に落ちることが多いのも実状です。
周辺アクセサリーは少しずつでもきちんとそろえて、トランペットを大事に扱ってあげてください。