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【この記事のエキスパート】
一般社団法人Share the Happiness代表理事:酒匂 優海
日本では数少ないトレーナーとトリマーの二足の草鞋を履き、高齢犬のトリミングなどを積極的に行う。
また出張という飼い主さんとの近い関係性から病気予防や異変の早期発見、飼い主さんの悩み等、多方面から総合的なサポートをして、現在までに2万頭以上の犬と関わる。
「南極物語」「ハチ公物語」等日本の殆どの犬を題材とした映画のドッグトレーナー(宮 忠臣)を叔父に持ち幼い頃から犬と共に育つ。
元警視庁女性警察官。日本動物専門学校、専門学校日本動物21で専任講師を経て出張トリミング&トレーニング「犬のMIRAI」(現Treasure)を起業。
保護支援活動やセミナー、ライター活動も精力的に行なっている。
自宅でカットしたい、サロンのトリミング費用を節約したいという方におすすめな犬用バリカン。毛が伸びて気になる部分をかんたんにカットできます。この記事では専門家に話を伺い、犬用バリカンの選び方や使い方、さらに初心者からプロ用までおすすめの商品をご紹介します。
自宅で簡単にカットできてコスパも高い!
犬用バリカンとは
愛犬の身だしなみを整えたいけどハサミはちょっとこわい……そんなときはバリカンを使ってみましょう!
犬の毛が伸びると見た目が悪いだけではありません。犬種によっては目にかかったり、足の裏の毛が伸びて滑りやすくなったりという危険も。
しかしペットサロンは費用が高く、なかなか頻繁に通いづらいという方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが「犬用バリカン」です。毛量や皮膚に問題がなければ、自宅で簡単にスッキリとトリミングすることができます。
また、犬は人間と異なり、顔や足の裏といった皮膚が弱い部分の毛も刈る必要があります。犬用のバリカンは繊細な部分の毛をキャッチして、きれいにカットできる作りになっているため、飼い主さんにとっても安心です。
愛犬が嫌がらない! 安全に綺麗にカット!
犬用バリカンの選び方
では、次に犬用バリカンを選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介します。選び方のポイントは下記。
【1】刃のサイズ
【2】刃の切れ味
【3】犬へのストレス
【4】水洗い
【5】使い心地のよさ
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使う部分に合わせて刃のサイズを選ぶ
犬用バリカンは使う場所に合わせて刃のサイズを選ぶことが大切。次の項目でおおまかに全身用・部分用に分けて紹介します。どの場所に使いたいか考えながらチェックしてください。
全身用|幅4.5cm×長さ3~5mm
体の毛全体を短くカットしていきたい方は、幅が4.5cm、刃の長さは3~5mmのものを選びましょう。全身をカットする場合、幅の広いバリカンを使うことで大きな面積も一気に刈れて便利。
また体の毛は多少長さを残したほうが美しく見えるので、刃の長さも長めにするのがポイント。アタッチメントがついているものであれば、長さを自由に調節できて便利です。
部分用|長さ1mmでこまかくカット
こまかい部分をカットする場合は、刃の長さは1mmのものを選びましょう。顔まわりや足裏、肛門まわりなどは怪我をしやすい部分でもあるので、少しずつカットしていくと安全。
はじめてバリカンを使う方は幅も狭いものにすると失敗しにくく、より安全に使えます。
【2】よく切れるか? 刃の切れ味もチェック
刃の切れ味はカット後の仕上がりを左右する重要なポイント。刃が引っかかるなどスムーズに動かなければ、どうしても断面がガタガタになってしまいます。
また初心者の場合、無理に進めようとして毛を引っ張ることで犬が嫌がり怪我をさせてしまうおそれも。十分に注意してくださいね。
【3】犬へのストレスにも配慮して選ぶ
使う側の人間の都合も大切ですが、実際にバリカンにふれるのは愛犬。なるべくストレスになりそうな要因を洗い出し、バリカンが苦手になってしまわないように配慮しましょう。
騒音や振動がなるべく少ないものを
犬用バリカンも人間用と仕組みが同じなので、大きな振動と音を出す商品もあります。しかし振動や音が苦手な犬は、スイッチを入れたり刃を近づけたりするだけで暴れ出して危険。
もし怖がる可能性があるなら、ストレスを与えないように音や振動の静かなものを選びましょう。買ったあとに音が大きいなと思った場合は、まず音だけ聞かせることで慣れさせるのもひとつの手です。
刃が熱くなるものはなるべく避ける
バリカンは2枚の刃を素早くこすり合わせるため、刃が熱くなることも。もちろん商品によって差はありますが、犬が不快感を感じることもありますので注意しましょう。
ひどいときには熱を持ちすぎて、刃を当てた部分が火傷になることもありますので、必ず事前に確認してください。
【4】水洗いできると手入れが簡単
バリカンは刃を使う電動器具のため、定期的なメンテナンスが必要。通常はブラシで毛を落とし、オイルを差して動きをよくします。
しかしこれらは手間がかかるのがデメリット。もしお手入れをらくにしたいという場合は防水加工が施されていて、丸ごと水洗いができるものを選ぶと便利です。
【5】使い心地のよさもチェック
頻繁にカットをする方や全身をカットしたい場合は、使っているときの心地よさも大切。この心地よさはおもに重量とコードの有無が関係するので、次の項目でそれぞれチェックしていきましょう。
長時間使う場合は、軽いものを選ぶ
犬の全身をくまなくカットしていく場合、所要時間は早くても20分。とくに初心者はかなり時間がかかるので、手が疲れないよう重さは必ずチェックしましょう。
全身用は重いものも多いため、全身用・部分用と刃先が替えられるものを購入するのもひとつの手。最初は部分カットに挑戦し、慣れてから全身にチャレンジすると疲れずに済みます。
コードレスならどこでも使えて便利
初心者の場合はコードレスで使える商品を選ぶのもいいでしょう。コードつきではどうしてもコードが犬の体にひっかかったり絡まったりとトラブルの原因に。
ただしコードレスの場合、充電式か乾電池式になるため、どれぐらいの充電で何時間使えるのか確認することが大切です。
プロからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
シニア犬のトリミングをメインでおこなう私としては、ご家族がちょっとした家でのお手入れをできるとワンちゃんの犬生にとってストレスフリーになるのでおすすめ。しかし若いころから慣れる必要が、ワンちゃんと人のどちらにも必要です。
刃物でもあるので、無理はせず、トリマーさんに教わったり、任せることも大切ですよ。ここでは安全性の高いものをおすすめしましたので、ぜひ参考にしてください。