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【この記事のエキスパート】
ピアノ講師・元大手楽器メーカー勤務:山野辺 祥子
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。
音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。
現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。
本記事では、ピアノ講師の山野辺祥子さんにお話をうかがい、ジブリサントラの選び方とおすすめ商品をご紹介!「千と千尋」や「ラピュタ」「ハウル」などの長編アニメーションをはじめ、アレンジアルバムやベスト盤など、ジャンルごとに合計47作品を選びました。
ジブリサントラの選び方
それでは、ジブリサントラの基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】作者から選ぶ
【2】楽曲の特徴から選ぶ
【3】どのように楽しみたいかで選ぶ
【4】CDの特徴で選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】作者から選ぶ
ジブリサントラに収録されている楽曲が、誰の手によって作られたものなのかをチェックしてみましょう。好きなアーティストが見つかるきっかけになるかもしれません。
お気に入りの歌手で選ぶ
ジブリ作品の主題歌やエンディング曲は、さまざまな歌手が歌っています。作品によって参加している歌手が異なるため、お気に入りの楽曲がある人は曲名と歌手名をチェックしてジブリサントラを選ぶといいでしょう。
ジブリ作品のボーカル曲のみを集めたアルバムや、ひとりの歌手がいろいろなジブリ楽曲をカバーしたアルバムもあります。
作曲者をチェック
ジブリファンならご存じの方も多いことかと思いますが、ジブリ楽曲の多くは音楽家の久石 譲氏が手掛けています。楽曲全体の雰囲気や旋律の美しさは、作曲者ごとに特徴があるものです。そのため、作曲者が久石 譲氏なのか、それともほかの方なのかという点に注目してみるといいでしょう。
ジブリサントラをきっかけに、お気に入りの作曲者が見つかることもあるかもしれません。
作詞者にも注目する
ジブリ作品の主題歌やエンディング曲のなかには、映画監督の宮崎 駿氏などが作詞者として参加している楽曲もあります。制作の指揮を執る監督自らが作詞を手掛けた楽曲なら、歌詞にメッセージ性や作り手の思いがしっかりと込められているはずです。
歌詞の内容に目を向けることで、作品への理解がより深まったり、新たな気づきや考え方が得られたりすることもあるでしょう。
【2】楽曲の特徴から選ぶ
ジブリサントラにどのような種類の楽曲が収録されているかもチェックしておきたいポイントです。ここでは、インストゥルメンタルやボーカル曲、原曲について解説します。
歌のない楽曲「インストゥルメンタル」
「インストゥルメンタル」とは、歌が入っていない楽曲のことで楽器だけで演奏されています。ジブリサントラに収録されている楽曲のほとんどがインストゥルメンタルで、ジブリ作品の各シーンを盛り上げるために欠かせない存在です。
印象的なシーンと楽曲が紐づいて記憶されるため、インストゥルメンタルを聴いただけで作品のワンシーンや、そのとき抱いた感情が鮮明によみがえります。作品の世界観に浸りたいときにもぴったりです。
歌詞にも注目したい「ボーカル曲」
長編アニメーションのジブリサントラのなかには、ボーカル入りの主題歌やエンディング曲を収録したアルバムも多くあります。主題歌やエンディング曲には、その作品を象徴するような独自の雰囲気があり、メロディーだけでなく歌詞に注目するのもおすすめです。
長編アニメーションのジブリサントラに収録されているボーカル曲は1~3曲ほどと少ないので、ボーカル曲をまとめて楽しみたい場合は、主題歌やエンディング曲を集めたベスト盤を選ぶといいでしょう。
楽曲の「原曲」を確認するのも
ジブリ作品では、原曲のある楽曲を作品用にアレンジして使用していることがあります。映画『耳をすませば』の『カントリーロード』や、映画『紅の豚』の『さくらんぼの実る頃に』などがそれにあたります。
どちらも元々は海外の楽曲なので、ジブリ作品用にアレンジされた楽曲と原曲では雰囲気が異なり、また違った味わいが楽しめるのが魅力。好きな楽曲に原曲がある場合には、ぜひ原曲もチェックしてみてください。
【3】どのように楽しみたいかで選ぶ
ジブリサントラの楽しみ方は人それぞれ。自分に合った選び方でお気に入りの1枚を見つけましょう!
より深くひとつの作品の世界観に浸りたいなら
好きなジブリ作品をゆっくり回想したいときや、作品の世界観に浸りたいときには、ひとつの作品に使われた楽曲をまとめて収録したジブリサントラを選ぶといいでしょう。
楽曲が流れたシーンを思い出しながら聴いていると、違う視点からのキャラクターの心情や、作品のメッセージ性に気がつくことがあります。理解が深まることで、その作品や登場人物をもっと愛おしく感じられるようになるでしょう。
お気に入りの楽曲のフルバージョンも楽しみたいなら
好きなジブリ楽曲をフルバージョンで楽しめるのもジブリサントラの魅力です。お気に入りの楽曲がある方は、その楽曲が収録されているかどうかも選ぶときにチェックしておきましょう。
また、世界観に魅了されるジブリ作品のサントラを選ぶのもおすすめです。ひとつひとつの楽曲をフルバージョンで聴くことで、作品全体の雰囲気をじっくりと堪能できます。
鑑賞当時を思い出したいなら
あるジブリ楽曲を聴いたときに、ふと当時のできごとを思い出すこともあるのではないでしょうか。家族でのドライブ中に流した曲、恋人との思い出の曲、子どもと一緒に歌った曲など、思い出のジブリ楽曲があるという方もいるかもしれません。
作品の内容はもちろん、幸せな時間や記憶を思い起こさせてくれるのもジブリサントラの魅力です。
【4】CDの特徴で選ぶ
ベスト盤やメドレーならまとめて名曲が聴ける
いろいろなジブリ作品の主題歌やエンディング曲をまとめて収録したベスト盤のジブリサントラも販売されています。ジブリの名曲を一気に楽しみたい方や、ボーカル入りのみのサントラがほしい方にぴったりです。
ほかにも、ひとりの歌手がジブリの名曲を歌うベストカバーアルバムや、ピアノ演奏によるノンストップ名曲メドレーを収録したアルバムなども販売されています。
カバー楽曲に注目するのも
いろいろなジブリ作品の主題歌やエンディング曲を、ひとりの歌手がカバーしたアルバムもあります。その歌手の魅力とジブリ楽曲のすばらしさを同時に味わうことができるでしょう。アルバムを通して同じ歌声なので、統一感があって聴きやすいのも特徴です。
お気に入りの歌手や気になる歌手がいる方は、カバーアルバムにもぜひ注目してみてください。
アレンジ版で違った雰囲気を楽しもう
オリジナルのジブリ楽曲をいろいろな楽器でアレンジしたアルバムも多く販売されています。ジャズ、ボサノバ、ウクレレ、ピアノ、オルゴール、オーケストラなどジャンルはさまざま。オリジナルとはひと味違った雰囲気を楽しめるのが魅力です。
集中したいとき、リラックスタイム用、イベントのBGMなど、シーンに合わせて選ぶのもいいでしょう。
ピアノ講師がアドバイス
好きな曲を好きなアレンジで聞けるサントラを選ぼう
【エキスパートのコメント】
ジブリのその曲を聞いたとたん、当時の感情や状況が蘇るという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。それほど大きな影響力をもつのが、ジブリ音楽の魅力ともいえるでしょう。
サントラは、お好きな作品、お好きなアレンジで選び、生活の一部として楽しんでください。ジブリで使われた楽曲は、各世代で共有できるのもうれしい点。たくさん聞いて一緒に口ずさみましょう。