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【この記事のエキスパート】
編集者／プロダクトコンセプター：土居 輝彦
1982年より株式会社ワールドフォトプレス社の雑誌monoマガジン編集部へ。
1984年より同誌編集長。
2004年より同社編集局長。
2017年より同誌編集ディレクター。
その間、数々の雑誌を創刊。
FM cocoloへの情報提供、執筆・講演活動、大学講師、各自治体のアドバイザー、IDSデザインコンペティション審査委員長などを現在兼任中。
ミステリーランチのリュックは、登山などのアウトドアシーンだけでなく、ビジネス用としても人気です。過酷な状況にも耐えられるバッグとして、米軍や登山家をはじめ多くの人を魅了しています。この記事では、選び方とおすすめ商品をご紹介します。
耐久性、機能性、デザイン性！
プロも愛用するミステリーランチのリュックの魅力とは？
2000年にアメリカで設立された、比較的新しいブランドのミステリーランチ。米軍特殊部隊や森林消防隊、登山家、ハンターにも使われているリュックは、過酷な環境下でも機能的で高品質な使い心地や耐久性など絶大な支持を受けています。
つねに顧客のリクエストに真摯に向き合って、それまでに培った（つちかった）丈夫で背負い心地のよいバックパック作りのノウハウとデザイン面や機能性、耐久性にこだわったリュックを提案。ミステリーランチのリュックは、一度使うとほかのリュックが使えなくなるといわれるほどです。
現在ではアウトドアやタウンユース、ビジネスにも使いやすいリュックを毎年発売していて、メンズレディースとも幅広い年代に支持されています。新しいリュックを探している方にチェックしてもらいたいブランドです。
ビジネスなどのふだん使いにもぴったり
ミステリーランチのリュックを選ぶポイント
ミステリーランチのリュックは種類がたくさんあります。選び方を参考にそれぞれの特徴を見ていきましょう。ポイントは以下です。
【1】5つのシリーズから目的に合わせて
【2】開閉部の仕様
【3】背面の長さ調整システム
【4】生地のデニール数
それぞれ詳しくみていきましょう。
通学や通勤などの日常使いにはエブリディキャリーシリーズ
【1】目的に合わせて5つのシリーズから選ぶ
ミステリーランチのリュックは、「マウンテン」「ハンティング」「エブリディキャリー」「ファイアー」「ミリタリー」の5つのシリーズを展開しています。通学や通勤など日常使いをするなら「エブリディキャリー」から選ぶといいでしょう。ノートPCを収納できるスペースや、コンパクトなサイズがポイントです。
山登りなどのアウトドアにも、日常使いにも両方使いたいなら「マウンテン」や「ハンティング」から選ぶといいでしょう。機能性が充実しているので、満足できるリュックをみつけることができます。
使い勝手のよさを左右する！
【2】開閉部の仕様で選ぶ
ミステリーランチの代名詞ともいわれる「3ジップデザイン」をはじめ、それぞれこだわったデザインの開閉部がいろいろありますよ。
ブランドのアイコン的存在「3ジップ」
3ジップは、ミステリーランチの創業者Danaが開発した3つの方向にジッパーがわかれるタイプです。
リュックを使っていてストレスを感じるのは、底のほうにある荷物が取り出しにくいこと。それを解消したのがこの3ジップデザインです。
開口部が広くなって、どこに入れた荷物でもすぐに出し入れできるのがとても便利です。
大きな荷物を出し入れするなら「フリップオープン」が便利
上部をぐるりと大きく開けることができるフリップオープン式なら型崩れせず、ランチボックスなど奥行のあるものを入れたい方にはこのタイプがいいでしょう。
マチのある立体的な形なので、カメラや三脚など大きな荷物を出し入れするのも便利でらくに持ち運べますよ。
「ロールトップ」なら急に荷物が増えても安心
ロールトップ式のリュックは間口が筒状になっていて、トップ部分をクルクル丸めて留めるタイプ。雨や雪の侵入を防いでくれて、荷物の量が増えても容量に応じて調節できるのが特徴です。
最近では、タウンユース用におしゃれなデザインが増えているので機能性だけでなく、どんなファッションにも合わせやすいですよ。
背負いやすさが違う！
【3】背面の長さ調整システムにも注目
ミステリーランチの特徴でもある「フューチュラヨークシステム」とは、自分の身長や体型に合わせて背面の長さを無段階で調整できる機能です。既製品なのに、まるでオーダーメイドのようなフィット感を体感できます。
長時間背負っても肩や腰が痛くならず、吸いつくようなフィット感は、一度経験するとほかのリュックには戻れなくなるかも。調節の仕方がわからなくても動画で紹介しているので、安心して購入できますね。
耐久性？ 軽さ？
【4】デニール数は重視するポイントで選んで
使われている生地のデニール数によって、リュックの耐久性や重さが変わります。デニールとは、糸の太さをあらわす単位で、生糸やポリエステルやナイロンなどの化学繊維に使われています。数字が大きければ大きいほど、重くなります。通常200〜400デニールであれば、アウトドアでも充分使えて、重さも気にならないでしょう。
リュックでおもに使われている素材のコーデュラナイロンは、通常のナイロンの7倍の強度を持つ、耐久性にすぐれた繊維です。ミステリーランチの日常使いするリュックを選ぶときは、コーデュラナイロンの500デニールを目安にするといいでしょう。もちろん生地の素材、織り方、縫製の仕方で耐荷重も変わってきますが、デニール数を知っておくと便利です。
元monoマガジン編集長からのアドバイス
目的に特化した機能性をとことん追求
【エキスパートのコメント】
ミステリーランチのバックパックは、ひとことでいうと職業やシーン、目的に特化した機能性をとことん追求しています。したがって選ぶ際には「自分のライフスタイルでちゃんと機能するか否かを見定める」ことが重要。そこにハマれば、驚異的に使いやすいバックパックとなることでしょう。
選び方のポイントはここまで！ では実際にエキスパートが選んだ商品は……（続きはこちら）
