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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
車のホイールにはガンコな汚れが付きます。高い洗浄力で愛車のホイールをピカピカに輝かせてくれるのが車用ホイールクリーナーです。この記事ではホイールクリーナーの選び方や注意点、おすすめ商品を紹介。かけるだけで洗えるもの、タイヤや洗車までできるものなどもピックアップしています。
車用ホイールクリーナーが必要な理由
ホイールは、車のパーツのなかでも落ちにくい汚れがつくもの。ブレーキを踏むことで金属間の摩擦により発生するブレーキダストの鉄粉、道路のピッチ・タールなどは、通常の洗車では落ちないので専用のクリーナーが必要です。
ホイールクリーナーは、非イオン系界面活性剤などの強力な洗浄力により、ホイールに固着した汚れも落としてくれます。油汚れに威力を発揮するアルカリ性やこびりついた金属落としに効果がある酸性、さらにコンパウンドや界面活性剤が入ったものもあります。
カーシャンプーとの違い
車用ホイールクリーナーとカーシャンプーの遅配は、その洗浄力にあります。先ほどもお伝えした通り、車用ホイールクリーナーには非イオン系界面活性剤などの強い成分が使用されています。
一方、カーシャンプーは車のコーティングがはがれないよう、主に中性などの車に優しい成分となっていて洗浄力が弱いため、洗っても汚れを落とすことができません。
車用ホイールクリーナーの選び方
ホイールクリーナーは、自分のニーズに合わせて上手に選ぶ必要があります。強力な洗剤のためホイールによって使い分けたり、スプレーやシートタイプがあったりと、さまざまな種類がラインナップ。ポイントは下記の6つ。
【1】ホイール素材との相性
【2】ホイールにやさしいのはノーコンパウンド
【3】ニオイが気になるなら低臭気
【4】スプレーやシートもある
【5】ほかのパーツに使用できる万能型も
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】まずはホイールの素材との相性を考える
ホイールにはアルミやスチール、マグネシウムなどの素材があり、ホイールクリーナーによっては使用に適さないものもあるので注意が必要です。ホイールの塗装面に食いこむように固着した鉄粉を酸の力で溶かして除去するため、デリケートなホイールに使うと、腐食や変色、シミになる場合も。
愛車のホイールを傷めないためにも、クリーナーの液性や注意書きなどをしっかり確認して使うようにしてください。
【2】ノーコンパウンドならホイールを傷めない
コンパウンド入りのクリーナーは、ゴシゴシと洗えて汚れを落とせるところが魅力。反面、研磨作用があるので、ホイール表面やメッキをキズつけてしまうおそれがあります。
ノーコンパウンドタイプは、ホイールを傷めることなく固着した汚れを落とすことができる、ホイールにやさしいクリーナーです。
【3】クリーナーのニオイが気になるなら、低臭気を
高い洗浄力は魅力ですが、ホイールクリーナーの特有のにおいはユーザーを悩ませてきました。においの原因は「チオグリコール酸アンモニウム」というパーマ液にも使われている薬品で、アンモニアの刺激臭が特徴。
ただ、最近では各メーカーがイヤなにおいをなくす工夫を凝らして、低臭気タイプを発売しています。においが気になる人は、要チェック。
【4】スプレーやシートなどのタイプもある
ホイールクリーナーには、溶剤を吹きかけるスプレーや、シートで拭きとるタイプがあります。スプレータイプには汚れに密着してくれるジェルや泡で出てくる種類があり、高い洗浄力を誇ります。
シートタイプはスプレーに比べて洗浄力は劣りますが、手軽さがうれしいところ。ニーズに合わせて使い分けるのがよいでしょう。
【5】ほかのパーツに使用できる万能型も
化学反応や研磨作用を利用して強力に洗浄する、ホイールクリーナー。ほかのパーツに使うとコーティングを傷めてしまう原因になります。しかし、洗車に何種類もの洗剤を用意していちいち使い分けるのは面倒な一面も。
そんなときに活躍するのが、ほかのパーツも洗える万能タイプです。クリーナーひとつで、ホイールからボディ、タイヤにいたるまで使えるのでとても便利。
エキスパートのアドバイス
頑固な汚れにはコンパウンド入り
【エキスパートのコメント】
ブレーキダストはブレーキパッドから出たカスと思われがちですが、実はその多くがブレーキローターを削って出る鉄粉です。
鉄粉は先が鋭利で、ホイールに突き刺さるように付着しています。そこにピッチやタールがつき、熱で定着するため、頑固な汚れになるわけです。
汚れは大抵、ホイールクリーナーで落とすことができますが、長年清掃していない場合は、コンパウンドが入ったクリーナーを使いましょう。それでも落ちない場合は、細目のコンパウンドを使ってみてください。