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【この記事のエキスパート】
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表:伊東 優子
ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。
25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。
2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。
「安産ごはん160」監修
自転車用チャイルドシートは子供を自転車に乗せて移動する際に必要なアイテムです。この記事では、自転車用チャイルドシートの選び方とおすすめ商品をご紹介!SGマークを取得した安全性にすぐれる国内製や海外製の商品もピックアップしています。
ルールを守って安全に
自転車チャイルドシートはなぜ必要?
自転車用チャイルドシートは、幼稚園・保育園の送迎や子連れでの買い物やお出かけなど、お子さんと過ごす毎日のあらゆるシーンで活躍します。便利な半面、正しく使用しないと大切なお子様を危険な目に遭わせてしまったり、道路交通法に違反してしまったりする可能性もありますよね。
自転車に子どもを乗せる際、道路交通法によって定められたルールがあるため、その交通ルールを遵守する必要があります。基本のルールをしっかりと確認しておきましょう。
チャイルドシートは1歳から6歳まで使用しよう
自転車チャイルドシートに乗せられる対象年齢は1歳から6歳までです。1歳未満のお子さんは路面からの衝撃や、ヘルメットによる首への負担があるため、乗せることはできないのでご注意ください。
また、自転車を運転する人は16歳以上であることが必須。チャイルドシートを使用しない場合は子どもはおんぶ紐などで確実に背負う必要があり、抱っこは禁止と道路交通法によって定められています。
各都道府県によっては独自のルールが定められている場合もあるので、子どもを乗せて走行し始める前に必ずチェックしておきましょう。
ヘルメットの着用は必須
道路交通法でチャイルドシートに乗車する幼児にはヘルメットの着用義務があります。対象に年齢の制限はなく、1歳のお子様であっても着用が義務付けられています。チャイルドシートと合わせてヘルメットも購入しておきましょう。
前後2人乗せは「幼児2人同乗適合基準車」だけ!
前後に2人乗せる場合は「幼児2人同乗適合基準車」のマークがついている自転車を選び、メーカーが推奨しているチャイルドシートを取り付ける必要があります。自転車とチャイルドシートを別々に購入する場合は気をつけましょう。
また、2人乗せの場合は万が一に備えて、フロントとリア両方にヘッドレストが付いているものでなければなりません。きちんと安全性が考慮されている商品を選びましょう。
子どもの安全を第一に
自転車用チャイルドシートの選び方
チャイルドシートには何歳から何歳まで乗せていいのか、また、前後2人乗せる場合などにも基準があります。大切な子どもの命にも関わることなので、安全性を一番に考慮して選び方を確認していきましょう。
ハンドル一体型・ハンドルに吊り下げ型
前乗せ(フロントタイプ)
前乗せのフロントタイプは、1歳〜4歳未満で、身長100cm未満、体重15kg未満が推奨されています。
フロントタイプのメリットは、走行しながらでも子どもが視界に入るので安心感が高い点です。一方、重心が前になるので方向転換に注意が必要なのがデメリット。
自転車のハンドルの形状によっては、設置できないものがあるのでチェックしましょう。また、シートを前方に取り付けるため、ペダルを漕ぐ際にひざが当たってしまうことがあります。そのため、サイズ感もしっかり確認しておきましょう。
また、前乗せチャイルドシートにはハンドル一体型とハンドルに吊り下げ型の2種類があります。ハンドル一体型は走行中の安定感が高く、漕いだときにチャイルドシートが膝に当たりにくいところが魅力。しかし後付けできないので注意が必要です。ハンドルに吊り下げ型は、お持ちの自転車に後付けすることが可能。お子様が大きくなったらシートを取り外して普通の自転車として使える利点もあります。
【前乗せチャイルドシートを選ぶ際のポイント】
●Point.1:ハンドルに設置できる形状かチェック
自転車のハンドルの形状によっては、設置できないタイプのものがあります。ロードバイクなどの専用バイクや特殊形状のハンドルの自転車は、購入したチャイルドシートが取り付けられない場合があります。しっかり、ハンドルの形状に合うかどうかチェックしましょう。
●Point.2:運転中、膝が当たらないサイズかどうかチェック
フロントのチャイルドシートは前方に取り付けるため、運転中、ペダルを漕いだ際、膝が当たってしまう場合があります。そのため、膝が当たらないサイズ感や形状をしっかり確認しておきましょう。
対象年齢が幅広いのが特徴
後ろ乗せ(リアタイプ)
後ろ乗せのリアタイプは、対象年齢が2~6歳、身長115cm以下、体重22kgまでと設定されているものが多いです。
長期間使用でき、2歳ごろから乗せるのであれば買い替えが必要ないので経済的。また、フロントタイプに比べ、ハンドルが安定するので運転しやすいこともメリットです。
一方でデメリットは、子どもが視界に入らないこと。子供が乗車中に暴れたり、手を広げたりすると危険です。自転車に乗るルールをきちんと理解できるようになってから乗せましょう。また、走行中ロックベルトはきちんと締めるようにしてくださいね。
【後ろ乗せチャイルドシートを選ぶ際のポイント】
●Point.1:リアキャリアの耐荷重をチェック
自転車に後ろ乗せチャイルドシートを取り付ける場合は、必ずリアキャリアの耐荷重を確認するようにしましょう。チャイルドシートの重さとお子様の体重を合わせた合計が25kgまたは27kg以下になるよう、チャイルドシートの重さも気にして選んでみてください。
●Point.2:足置きのステップを調節できるかをチェック
長く使い続けるなら、お子様の成長に合わせて調節できるステップを採用したモデルをおすすめします。すくすく成長するお子様がいつでも快適に座れるようにしてあげたいものですよね。ステップの調節幅や段階は製品によって異なるので確認してみてください。
ヘッドレストの有無をチェック
自転車用チャイルドシートは頭を支えるヘッドレストがついているものと、ヘッドレストがないものがあります。
ヘッドレストは腰から頭部までを支えてくれるため、高さもあり大きいのが特徴。しっかり身体を支えてくれるものを選びたい方は、ヘッドレストつきがおすすめです。乗車時間が短い方はヘッドレストがついていないものがおすすめ。お求めやすい価格でかんたんに設置できます。
ベルトの形状を確認
自転車用チャイルドシートは子どもの身体を支えるため、ベルトがついています。2点式・3点式・5点式があり、数が増えるほどしっかりと身体を支えることが可能です。眠ってしまったり、段差による衝撃を受けたりするとずれ落ちる可能性も考えられます。とくに乗車時間が長い場合や段差が多い場所を走行することがあるなら、5点式がおすすめです。
2点式・3点式は脱着がかんたんで価格も安いものが多いので、費用を抑えて導入したい方におすすめ。
どちらも子どもの成長に合わせてベルト調節ができるかもチェックしてください。
子どもの成長に合わせてサイズ調整が可能か
自転車用チャイルドシートは1~6歳ごろまでを対象年齢に定めている商品が主流です。自転車用チャイルドシートの使用期間は数年間ですが、子どもの身体のサイズに合わせられるものを選ぶことで安定感が高まります。
発育には個人差がありますが、4歳ごろには身長が100cmを超える子どもも出てきます。そのためベルトだけではなく、ヘッドレストや足置きなども体格に合わせて位置を調節できるかチェックしましょう。
日本製か海外製で選ぶ
自転車には一般車のほか、ロードレーサーやマウンテンバイクなど、さまざまタイプがあります。日本製チャイルドシートは、マウンテンバイクやクロスバイクなどには取り付けできないものが多いです。
自転車のタイプがどんなものかにあわせて、日本製と海外製を選ぶといいでしょう。
日本製:SGマーク取得商品が多い
日本製の製品は、5点ベルトや衝撃吸収素材を採用しているものが多くあり、安心感があります。
ちなみに、SGマークを取得している製品なら、製品安全協会規定の安全基準を満たしており、事故の補償制度もあるので、万が一のときにも安心です。
海外製:おしゃれなデザイン豊富
海外製は、おしゃれなデザインが多く、いわゆるママチャリのような雰囲気が苦手なかたも、子どもと一緒にスマートに自転車に乗ることができます。
マウンテンバイクやクロスバイクにも取り付けることができる製品も多いので、小さい子どもと一緒にアウトドアを楽しめますね。
シートの座り心地も大切
シートにクッションやパッドが付いているものは、お尻が痛くならないだけではなく、寒い時期でもシートの冷たさが伝わりにくいため、子供も快適に座れます。
製品によっては取り外して洗濯できるものもあります。汗や屋外の汚れなどが気になる方はチェックしてください。シートやパッドがついていないなら、別売りで購入することも可能です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)