AMDは、新たにエントリー向けに位置づけるGPU「Radeon RX 5300」の製品情報を公開した。RDNAアーキテクチャをベースとしたRadeon RX 5000シリーズの新GPUだ。今のところOEM向けとされており、一般向けに単体販売は行われない予定という。

  • AMD、OEM向けエントリークラスのGPU「Radeon RX 5300」発表

    AMD「Radeon RX 5300」

Radeon RX 5300は、RDNAアーキテクチャを採用するエントリー向けGPU。バスインタフェースはPCI Express 4.0で、消費電力は100W。演算ユニットは22基、ストリーミングプロセッサを1,408基搭載する。ベースの動作周波数は公表されていないが、ゲーム周波数は1,448MHz、ブースト周波数は最大1,645MHz。

VRAMとしてGDDR6メモリを最大3GBサポートする。メモリインタフェースは96bit、メモリ速度は14Gbpsで、最大メモリ帯域幅は168GB/秒。

Radeon RX 5300 RX 5500 XT
GPU 7nm RDNA
CU数 22
SP数 1408
ROP数 32
ゲームクロック 1,448MHz 1,717MHz
ブーストクロック 1,645MHz 1,845MHz
メモリタイプ GDDR6
メモリバス幅 96bit 128bit
メモリ速度 14Gbps
メモリ帯域幅 168GB/s 224GB/s
メモリ容量 3GB 4GB、8GB
消費電力 100W 130W

同社はRadeon RX 5300の実ゲーム性能について、競合するNVIDIA GeForce GTX 1650のオーバークロックモデルと比較しても上回っていると強調している。