キリンビールは9月15日、新RTD「キリン ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル」3種(250mlボトル缶/アルコール分4%)を発売する。価格はオープン、コンビニ店頭実勢価格は各229円(税込)。
RTD(Ready to Drink)とは、栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料。同社の山形光晴常務執行役員 マーケティング部長によると、RTDは選択肢の広さや価格優位性などから購入者や購入頻度が年々増加。10月の酒税改正でもRTDの税率は据え置きであることから、さらなる成長が見込まれるという。
RTDカテゴリーの成長に積極的に取り組むという同社。2020年のRTD戦略は、主力ブランド「氷結」「キリン・ザ・ストロング」「本搾り」を育てること、おいしさや品質にこだわること、新しい顧客をさらに増やすこととしている。
また、新型コロナなどが起こす環境変化の中で「健康志向」に注目。顧客ニーズはオフ系・ゼロ系のほか、"体によさそうな素材感"にあるとし、高付加価値商品への新たなチャレンジを行う。コンセプトは、"自然とつくる、人に心地いいお酒"。その第1弾として発表したのが今回の新商品だ。
ターゲットは、忙しい毎日を送る新しいものに敏感な30・40代有職女性と働き盛りの40・50代男性ビジネスパーソン。広い農園の中にある採れたての野菜や果物でおいしいカクテルを出すバーをイメージし、ベジ=野菜+バル=バーでベジバルと名付けた。
「キリン ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル オレンジ mix」「キリン ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル レッド mix」「キリン ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル グリーン mix」の3種。
フルーツに野菜の味わいを加え、ほどよいバランスでミックス。オレンジ mixは"フルーティーなおいしさ"、レッド mixは爽やかな甘酸っぱさ、グリーン mixは"みずみずしい野菜の味わい"と食事や気分に合わせて選べる。
同社史上初の野菜繊維分を使用し、スムージーのような繊維感の感じられるテクスチャーを実現。そのテクスチャーを口いっぱいに感じられる広口ボトルを採用した。