Lenovoは8月31日、Androidタブレット「Lenovo Tab」シリーズの新モデルを発表した。
Tab P11 Pro
Lenovoによると、コロナ禍による生活様式の変化によって、昨年までと比べて自宅でストリーミング視聴に費やす時間が54%増えるとともに、タブレットの利用率も22.5%伸びているという。そういった生活様式の変化に対応するべく投入するのが、Lenovo Tabシリーズのフラッグシップモデルとなる「Tab P11 Pro」となる。
Tab P11 Proはエンターテインメント向けとして位置付けられている。ディスプレイには2K(2,560×1,600ドット)表示対応の有機ELパネルを採用。HDR 10およびDolby Visionに対応するとともに、NTSCかばー率108%の広色域表示、輝度最大500nitsとなっており、映像コンテンツを鮮やかに表示できる。
また、JBLブランドの4スピーカーシステムを搭載。スピーカーは2.5ccのチャンバーを備えるとともにDolby Atmosにも対応。映像コンテンツを迫力のあるサウンドで楽しめる。
ディスプレイベゼルは4辺ともに6.9mmに狭めることでディスプレイ占有率は87%に達しており、本体の小型化に貢献。サイズはW268.28×D171.4×H5.8mmと、薄さも極められており、Lenovoによると世界最薄を実現しているという。重量は485g。
エンターテインメント用途だけでなくクリエイティブ用途への対応も考慮されている。オプションの着脱式キーボード「 Keyboard Pack for P11 Pro」を装着することでOfficeアプリを軽快に利用できる。また、4,096段階の筆圧検知や傾き検知に対応するスタイラスペン「Precision Pen 2」にも対応しており、ペンを利用したコンテンツ制作作業にも活用可能だ。
カメラは、リアに1,300万画素+500万画素超広角(画角120度)の2眼カメラ、フロントに800万画素+800万画素の2眼カメラを搭載する。
SoCはSnapdragon 730Gを採用し、RAMは4GBまたは6GB、内蔵ストレージは128GB。外部ストレージとして最大1TBのmicroSDカードが利用できる。通信機能は、IEEE 802.11ac準拠無線LANとBluetooth 5.0を標準搭載。LTE対応モデルも用意される。
センサー類は、加速度センサー、地磁気センサー、電子コンパス、環境光センサー、ジャイロスコープ、近接センサーなどを搭載。生体認証機能は、側面に電源ボタン一体型の指紋認証センサーを搭載し、フロントカメラを利用した顔認証も利用可能。ポートはUSB 3.1 Gen1準拠USB Type-Cを用意。バッテリー容量は8,600mAh、駆動時間は最大15時間。ボディカラーはSlate GreyとPlatinum Greyの2色を用意する。
発売時期は2020年11月を予定しており、価格は699ユーロから。日本での発売時期や価格は未定だ。
■Tab P11 Proの主な仕様 | |
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SoC | Snapdragon 730G |
RAM | 4GB/6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSD 最大1TB |
ディスプレイ | 11.5型有機EL(2,560×1,600ドット) |
リアカメラ | 1,300万画素+500万画素超広角(画角120度) |
フロントカメラ | 800万画素+800万画素 |
モバイル通信(対応モデルのみ) | ・FDD LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 ・TDD LTE Band 38/39/40/41 ・UMTS Band 1/2/5/6/8/19 ・GSM Band 2/3/5/8 |
無線LAN | IEEE 802.11ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
センサー | 加速度センサー、地磁気センサー、電子コンパス、環境光センサー、ジャイロスコープ、近接センサーなど |
生体認証 | 指紋認証センサー、顔認証 |
ポート | USB 3.1 Gen1 USB Type-C |
バッテリー容量 | 8,600mAh |
サイズ/重量 | W268.28×D171.4×H5.8mm/485g |